ヨーゼフ・ボイスと、その教え子ブリンキー・パレルモの2人展が開催。 | カーサ ブルータス Casa BRUTUS

ヨーゼフ・ボイスと、その教え子ブリンキー・パレルモの2人展が開催。

20世紀を代表する芸術家の1人であるヨーゼフ・ボイスと、彼に指導を受けた教え子のブリンキー・パレルモの2人展『ボイス+パレルモ』が、4月3日より〈豊田市美術館〉にてスタート。ボイスの大作《ユーラシアの杖》が日本初公開となることでも、注目を集める。

ヨーゼフ・ボイス《そして我々の中で…我々の下で…大地は下に》 1965年 bpk | Sprengel Museum Hannover, Archiv Heinrich Riebesehl, Leihgabe Land Niedersachsen / Heinrich Riebesehl / distributed by AMF VG Bild-Kunst, Bonn & JASPAR, Tokyo, 2021 E4044
社会を“彫刻”として捉え、多彩な表現方法によって芸術を社会のさまざまな領域へと拡張し社会変革を目指した芸術家、ヨーゼフ・ボイス。近年でもドキュメンタリー映画が公開されるなど、没後30年以上を経た今なお、多くの人に影響を与える存在だ。

ボイスは自身の出身校〈デュッセルドルフ芸術アカデミー〉の教授として後進の育成も行ったが、その教え子の1人だったのが、ブリンキー・パレルモ。彼は絵画の在り方自体を再構築し、布や金属パネルなどを用いた絵画作品や、画廊や美術館にさりげなく描いた壁画作品など、ささやかながら観る者の認識を揺さぶる作品を制作した。
ブリンキー・パレルモ 1973年ハンブルクにて。bpk | Angelika Platen / distributed by AMF VG Bild-Kunst, Bonn & JASPAR, Tokyo, 2021 E4044
そんなボイスとパレルモの2人展『ボイス+パレルモ』が、4月3日より〈豊田市美術館〉にて開催。パフォーマンスやアクションなどで分野を横断して活動したボイスと、緻密に絵画作品を制作し続けたパレルモ。まさに“動”と“静”と形容できるような対極に思える2人だが、両者とも人々の認識や社会制度に揺さぶりをかけ、芸術を生の営みへ復権させようという目的は共通していた。本展は、一見対照的に見える両者の作品を並べて展示することで、2人に共通する芸術の目的を浮かび上がらせようという試みだ。

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