モダニズム建築の傑作“カマキン”最後の展覧会。 | カーサ ブルータス Casa BRUTUS

モダニズム建築の傑作“カマキン”最後の展覧会。

惜しくも今年3月末に閉館が決まっている〈神奈川県立近代美術館 鎌倉〉、通称“カマキン”では、最後の展覧会が開催中だ。昭和の名建築でアートが楽しめる最後の機会をお見逃し無く。

鎌倉館外観 2015年 撮影:新良太
日本で最初の公立近代美術館として1951年、鎌倉に誕生した〈神奈川県立近代美術館 鎌倉〉。戦後の混乱と再生の時代に文化芸術の指針を示し、国内での先導的な役割を担いながら多くの展覧会を開催してきた。設計を担当したのは、モダニズム建築の巨匠ル・コルビュジエに学んだ坂倉準三。開放的な佇まいで自然と調和し、直線で構成された建物は戦後日本のモダニズム建築の傑作と高く評価されている。

その後、〈神奈川県立近代美術館〉は活動の幅を広げるとともに〈鎌倉別館〉〈葉山館〉の開館へと成長を遂げたが、その出発点となった〈鎌倉館〉は残念ながら、3月末で閉館することとなった。

現在、同館では最後の展覧会「鎌倉からはじまった。1951-2015 PART3:1951-1965『鎌倉近代美術館』誕生」が開かれている。時代を遡り、美術館誕生から1965年のまでの草創期15年間に焦点をあて、佐伯祐三、萬鉄五郎、古賀春江、松本竣介など当時取り上げていた作家の作品を選抜し、展示している。
古賀春江《窓外の化粧》1930年 油彩、カンヴァス 神奈川県立近代美術館蔵
松本竣介《立てる像》1942年 油彩、カンヴァス 神奈川県立近代美術館蔵