30万人を動員した『安藤忠雄展-挑戦-』が、パリのポンピドゥー・センターへ。 | カーサ ブルータス Casa BRUTUS

30万人を動員した『安藤忠雄展-挑戦-』が、パリのポンピドゥー・センターへ。

東京の国立新美術館での展覧会を元に、より濃厚で骨太になった『安藤忠雄展-挑戦-』が、パリのポンピドゥー・センターにて開催に。

photo_Tadao Ando Architect & Associates
日仏友好160周年を記念する〈ジャポニズム2018〉として、日本文化やアートに関する展示や行事が満載のパリ。その目玉となる展覧会、『安藤忠雄展-挑戦-』がポンピドゥー・センターにて開催になる。キューレーションは、ポンピドゥーの副館長で日本建築に造詣が深いフレデリック・ミゲルーが担当。東京での展示にさらにアカデミックな視点が加わった内容になる。
photo_nobuyoshi araki
展示は「空間の原型」「都市への挑戦」「風景の創造」「歴史との対話」という4つのセクションに分けて展開。1969年の「都市ゲリラ」 から、開催地パリにて来年オープン予定の〈ブルス・ドゥ・コメルス〉など進行中の作品まで、安藤の半世紀に渡る軌跡を追う。70-80年代の初期作品では、 未発表のドローイングや模型などが多数出展。安藤自身の目で安藤建築を切り取った一連の写真作品、ミゲルーによるロングインタビュー映像も見どころだろう。
ヴェネチアの15世紀に建てられた税関の建物を美術館に改築した〈プンタ・デラ・ドガーナ〉。photo_Shigeo Ogawa
パリの元穀物取引所を美術館にする 〈ブルス・ドゥ・コメルス〉。来年のオープンに向け工事が進行中。photo_Tadao Ando Architect & Associates
安藤自らが撮影したシリーズより、1986年竣工の沖縄の〈フェスティバル〉ビル。photo_tadao ando
安藤自らが撮影したシリーズより、天井のスリットから光が漏れるパリの〈ユネスコ瞑想空間〉。photo_tadao ando
ヴェネチアの15世紀に建てられた税関の建物を美術館に改築した〈プンタ・デラ・ドガーナ〉。photo_Shigeo Ogawa
パリの元穀物取引所を美術館にする 〈ブルス・ドゥ・コメルス〉。来年のオープンに向け工事が進行中。photo_Tadao Ando Architect & Associates
安藤自らが撮影したシリーズより、1986年竣工の沖縄の〈フェスティバル〉ビル。photo_tadao ando
安藤自らが撮影したシリーズより、天井のスリットから光が漏れるパリの〈ユネスコ瞑想空間〉。photo_tadao ando
もう一つのハイライトは、会場のポンピドゥー・センターの外に〈光の教会〉のファサードが再現されること。昨年開館40周年を迎えたレンゾ・ピアノ&リチャード・ロジャースによるハイテク建築と安藤建築。時代を切り開いてきた2つの名建築が重なり合うという、粋な趣向だ。
ポンピドゥー・センターの外に設置される再現された〈光の教会〉のファサード。展示会場の中からも〈光の教会〉の光の十字架が見えるようになっている。photo_Tadao Ando Architect & Associates
1965年、ル・コルビュジエに逢いたいとシベリア鉄道を使ってパリまで来たという安藤。 悲しくもその数日前にル・コルビュジエは他界していたわけだが、それから半世紀以上、安藤は旅を続け、世界中で挑戦を続けてきた。その軌跡をゆかりの地であるパリで振り返ることも感慨深い。
photo_Philippe Migeat et Georges Meguerditchian Centre Pompidou Architectes Renzo Piano et Richard Rogers
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〈Centre Pompidou〉

Place Georges Pompidou, 75004 Paris TEL 33 1 44 78 12 33。10月10日〜12月31日。11時〜21時。火曜休。入場料14ユーロ。