ARCHITECTURE
ターナー賞受賞の〈アセンブル〉が設計したクラフトビール工場が徳島にオープン!
| Architecture, Food, Travel | casabrutus.com | text_Naoko Aono editor_Keiko Kusano
2015年度の「ターナー賞」を受賞した建築家集団〈アセンブル〉が徳島でクラフトビールの醸造施設を設計! ビールの生産だけでなく、「マイビール」を熟成させたり酵母の培養もできる、ビールのアミューズメントパークです。
徳島県上勝町で2015年に創業したクラフトビールブランド〈KAMIKATZ RISE & WIN Brewing Co. 〉。上勝特産の果実、柚香(ゆこう)やコーヒースパイスなどを隠し味にしたビールで一躍人気になった。同年にオープンした〈RISE & WIN Brewing Co. BBQ & General Store〉はマイクロブリュワリー、テイスティングスタンド、ジェネラルストアなどがある施設。中村拓志が設計している。
その第2醸造施設〈KAMIKATZ STONEWALL HILL CRAFT & SCIENCE〉を設計したのがアセンブルだ。彼らは昨年、イギリスで最も権威ある現代美術の賞「ターナー賞」を受賞した建築家集団。建築家なのに現代美術の賞を受賞したことで話題になった。受賞理由はリバプールのスラム街再生プロジェクト。地元住民とともに廃材を利用してつくったプロダクトを販売、利益を町の再生に活用するというものだ。
〈KAMIKATZ STONEWALL HILL CRAFT & SCIENCE〉は製材所だった建物をリノベーションしたもの。アセンブルのメンバーのうち3名が来日、上勝の人々とのワークショップで作り上げた。
ブリュワリーにはポートランドのメーカーに特注した製造タンク9基を設置。年間約110キロリットルのクラフトビールを醸造できる。そのビールをバレルエイジド(木樽熟成)するための部屋が「オーナーズ・バレルルーム」だ。好きなウィスキー樽を選んでバレルエイジド(木樽熟成)ビールをオーダーできる。
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