丸ノ内へと旅立つ〈静嘉堂文庫美術館〉の国宝と建物を愛でる。 | カーサ ブルータス Casa BRUTUS
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〈静嘉堂文庫〉(図書館)の外観。図書の閲覧など、利用は予約制。
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〈静嘉堂文庫美術館〉外観。設計は高木建築設計事務所。6月6日で展示施設としては一つの区切りをつける。
〈静嘉堂〉は三菱第二代社長の岩﨑彌之助が設立し、その子である第四代社長の岩﨑小彌太によって拡充された文庫(図書館)と美術館からなる。「静嘉堂」の名は中国の古典『詩経』中の「籩豆静嘉」(へんとうせいか)というフレーズから採られた。先祖の霊前にお供え物が整う、といった意味だ。
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庭園から美術館を見る。手前が美術館、奥はかつて鑑賞室として使われていた建物。青銅の屋根が美しい。
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旧鑑賞室のテラスから美術館を見る。内部には立ち入ることができないが、テラスから庭の木や美術館を眺めるのも楽しい。
収集は明治10年前後から始まり、現在国宝7点、重要文化財84点を含む、およそ20万冊の古典籍と約6500点の東洋古美術品を収蔵している。このうち古典籍は文庫に収められており、主に研究者のため、予約により閲覧を受け付けている。2022年、丸ノ内に移転するのは美術館の展示機能のみ。美術品の保存研究や文庫機能は現在の地に残る。庭園にも出入りは可能だ。
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美術館の大きな窓から庭園を望む。天気がよければ富士山も見える。
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庭園には近所の子どもたちが散歩に来ることも。
移転前の最後の展示となる展覧会はタイトルもそれにふさわしい「旅立ちの美術」というもの。旅をモチーフにした絵画だけでなく、美術品がたどった”旅”の軌跡も追う。前期展示では、同館所蔵の国宝7点が勢揃いするのも見どころの一つだ。この世田谷のギャラリーでは初めての機会になるという。
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