心を解き放つゆとりのデザインを堪能する。レジデンスホテル〈Zentis Osaka〉。 | カーサ ブルータス Casa BRUTUS

心を解き放つゆとりのデザインを堪能する。レジデンスホテル〈Zentis Osaka〉。

大阪中心街の堂島浜に開業した〈ゼンティス大阪〉。上質な穏やかさを実現したこだわりのインテリアで、新しいホテルライフのあり方を提案する。

ロビーの吹き抜けにすっと伸び上がる石階段。ランダムに配列した幅広の踏み板やナチュラルレザーを巻きつけた特別仕上げの手すりが、優雅さを際立たせる。
外観。タラ・バーナード&パートナーズにとっては、日本初のプロジェクト。〈パレスホテル〉による新ブランドで、サービス面も充実している。
緑に囲まれたアプローチを抜けエントランスの扉を開けると、目の前に現れる印象的な石階段。その奥に見えるラウンジには、風にそよぐ木々の隙間から心地良い木漏れ日が差し込んでいる。今年7月にオープンした〈ゼンティス大阪〉は、都市型ホテルながら、まるで優雅な邸宅のなかでゆったりとした時間を過ごしているかのような気分に浸ることができるホテルだ。
宿泊客がいつでも訪れることができ、セルフサービスのドリンクなどが楽しめるロビーラウンジ。大きな窓から見える緑がゲストの心を和ませる。
ラウンジ外のガーデン。いい気候の日は外で読書やドリンクを楽しむのもいい。
インテリア設計を担当したのは、イギリスを拠点に多くのラグジュアリーホテルを手がけるインテリアデザイナー、タラ・バーナード率いるチーム。自然素材と工業部材をミックスしながら穏やかなトーンでまとめあげ、温もりと穏やかさが際立つ空間づくりを目指した。

ホテル内の至るところに見られるアートワークには、地元のアーティストや職人と協働したものが多く含まれ、空間をさらに現代的で知性に満ちたものにしている。
「大阪」をテーマにしたアートワークが、ラウンジやレセプションを飾る。
エレベーター脇の壁面には、多数のガラスや陶器のクラフトワークを展示。
2階には、まるで書斎のような落ち着いた雰囲気の多目的ルームも。ランドリーや靴磨きなど身支度を整えられる。
ロビーから階段を上がった2階の〈アップステアーズ〉では、ミシュランシェフ、大土橋真也がプロデュースしたメニューを提供。ラウンジ、バー、レストランが一体となった天井高7mの広々とした空間はどこにいても開放感に包まれ、モーニング、アフタヌーンティー、バータイム、ディナーと、時間帯やシチュエーションごとに、多様に楽しむことができる。
〈アップステアーズ〉のレストラン席は、ペールブルーと淡いマスタードを基調に、家具の木部をダークブラウンにして上質なムードを漂わせている。
併設のバーは翌0時までの営業。ビールやウイスキーの他、農園から仕入れた国産茶葉から抽出したお茶などを使ったユニークなカクテルも提供する。
〈アップステアーズ〉スペシャリティのランチ。この日はトムヤムクン風スープパスタ2,500円。
スペシャリティのランチには特製8種のデリが付く。
客室はスクエアな間取りで統一したことで、扉を開けた瞬間にぱっと視界が広がり、ゆとりを感じさせる造りに。さらにトイレやバスルームにも小窓を切り、光が回るような工夫も。
コンパクトながらも部屋の広さを最大限楽しめるようなデザイン。ヘッドボードの上の壁面には、全客室ともアートワークが描かれている。
57㎡の「スイート」。部屋にしっくりなじむ端正な家具は、オリジナルでデザインしたもの。
一方で家具や照明はオリジナルで仕上げ、ラグやベッドスロー、クッションなどのファブリックも上質なテクスチャーのもので揃えるなど、インテリアは細部に至るまで厳選を重ね、品格を兼ね備えたナチュラルなテイストにまとめられている。
家具や照明も、柔らかなフォルムと色合いで統一。
「スイート」のバスルーム。ゆったりとしたシャワーブースとバスタブを用意。小窓を設け、圧迫感を感じさせない造りに。
都市型ホテルのなかでも〈ゼンティス大阪〉が際立つのは、ひとつひとつのパーツなど細部まで美しいデザインと居心地の良さに徹底的にこだわり、豊かな時間のあり方を追求したこと。大阪で心置きなくリラックスした気分に浸りたい人に勧めたいホテルだ。

〈ゼンティス大阪〉

大阪府大阪市北区堂島浜1-4-26 TEL 06 4796 0111。212室。客室タイプは、ステュディオ25㎡、コーナーステュディオ32㎡、スイート57㎡の3つが揃う。1室1〜2名利用で1泊18,300円〜。新幹線「新大阪」駅よりタクシーで約15分。

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