DESIGN
新連載:ロンドンの〈SPRING〉|川合将人のインテリアスナップ
June 19, 2018 | Design, Food, Travel | casabrutus.com | text_ Masato Kawai illustration_ Yoshifumi Takeda
色使いや家具の選び方が自宅のインテリアの参考になるかも? インテリアスタイリストが街で見つけた素敵な空間を紹介する連載がスタートします。初回はコンテンポラリーとクラシックモダンが共存するロンドンのレストラン〈SPRING〉。
こんにちは。インテリアスタイリストの川合将人です。職業柄か、電車に乗ってもショップに行っても、ホテルやカフェやレストランに行っても、気になるのはインテリアのことばかり。知っている家具の新しい使い方にハッとさせられることも多いです。
今回紹介する〈SPRING〉は、ロンドンに行ったときに訪れたレストラン。ストランド地区のテムズ川に面した建物群、サマセット・ハウスの中にあります。特にすばらしかったのが、店名の通りまさに“春”を感じさせる、淡いグリーンの色壁が印象的な中央の部屋。アーチを描く大きな窓から入る自然光との重なりが空間をより広く感じさせ、なんとも心地よい。
どこまでもさわやかなこの空間に、シェードがフロストガラスになった〈アパラタス〉のシャンデリアとウォールランプが複数設置されています。日本ではインダストリアルなイメージで知られるブランドですが、この空間では全く印象が異なっていました。
そして何よりセンスを感じさせるのが、テーブルに合わせたナチュラルレザーの《キャブ》チェアと、大理石のカウンターに置かれたゴールド仕様のテーブルランプ《アトーロ》のチョイスでした。ともに見慣れたアイテムが、こんなにフレッシュに見えるとは! 感動しました。
クラシックモダンなアイテムを引き立たせる計算されたカラーコーディネート。カジュアルかつ洗練された印象を与える素材や色の組み合わせ方は、大いに参考にしたいです。
今回紹介する〈SPRING〉は、ロンドンに行ったときに訪れたレストラン。ストランド地区のテムズ川に面した建物群、サマセット・ハウスの中にあります。特にすばらしかったのが、店名の通りまさに“春”を感じさせる、淡いグリーンの色壁が印象的な中央の部屋。アーチを描く大きな窓から入る自然光との重なりが空間をより広く感じさせ、なんとも心地よい。
どこまでもさわやかなこの空間に、シェードがフロストガラスになった〈アパラタス〉のシャンデリアとウォールランプが複数設置されています。日本ではインダストリアルなイメージで知られるブランドですが、この空間では全く印象が異なっていました。
そして何よりセンスを感じさせるのが、テーブルに合わせたナチュラルレザーの《キャブ》チェアと、大理石のカウンターに置かれたゴールド仕様のテーブルランプ《アトーロ》のチョイスでした。ともに見慣れたアイテムが、こんなにフレッシュに見えるとは! 感動しました。
クラシックモダンなアイテムを引き立たせる計算されたカラーコーディネート。カジュアルかつ洗練された印象を与える素材や色の組み合わせ方は、大いに参考にしたいです。