DESIGN
デザインイベント速報:清水久和〈テニスの家具〉
October 20, 2017 | Design, Art | casabrutus.com | photo_Akihide Mishima text_Kaori Nakada editor_Rie Nishikawa
テニスファンの心をくすぐる家具が登場! 〈フレッドペリー〉の旗艦店を会場に、清水久和が“テニス”をテーマにした新作を展示している。10月22日まで。
「ここだ!と思いました」と表参道の中心にある〈フレッドペリーショップ東京〉に一目惚れした、プロダクトデザイナーの清水久和。「イギリスアーティストのアトリエが集まる工場をイメージした」という空間は、天井も高く、ファサードがガラス張りなので、自然光が入って気持ちいい。
まず目に入るのは、丸みあるフレームが印象的な《ラケットチェア》。天童木工と共同開発したもので、テニスラケットにも応用されていた製造技術を用いている。
「フレデリック・ジョン・ペリーってウィンブルドン3連覇しているんです」
張り地は、ウィンブルドンの芝、土の茶色、ウィンブルドンの公式ユニフォームカラーである白の3色をイメージして〈クヴァドラ〉社の生地をこの展示のために用意。同シリーズの新作の《ラケットテーブル》もお披露目された。チェア同様に、角がないデザインなので床などを傷つけない、優しい作りになっている。
まず目に入るのは、丸みあるフレームが印象的な《ラケットチェア》。天童木工と共同開発したもので、テニスラケットにも応用されていた製造技術を用いている。
「フレデリック・ジョン・ペリーってウィンブルドン3連覇しているんです」
張り地は、ウィンブルドンの芝、土の茶色、ウィンブルドンの公式ユニフォームカラーである白の3色をイメージして〈クヴァドラ〉社の生地をこの展示のために用意。同シリーズの新作の《ラケットテーブル》もお披露目された。チェア同様に、角がないデザインなので床などを傷つけない、優しい作りになっている。
選手の精神統一する場所でもあるロッカー(上写真)を3種類の高さでデザイン。ストライプの木目は選手の身体性、精神性が高揚するイメージを表し、ロッカーの角を丸くさせることによって縦に伸びるラインを、より強調させた。また長崎の波佐見焼で作った公式球と同じ大きさの《テニスボールの小物入れ》が、什器の上に転がっているのも、遊び心を感じる。
家具とテニスを融合させた新作は、テニスの神様、フレデリック・ジョン・ペリーへの敬意が込められたものだ。
家具とテニスを融合させた新作は、テニスの神様、フレデリック・ジョン・ペリーへの敬意が込められたものだ。
『清水久和「テニスの家具」』
〈フレッドペリーショップ東京〉