FOOD
小寺慶子のレストラン予報|西小山〈caillou〉
『カーサ ブルータス』2023年2月号より
January 8, 2023 | Food | RESTAURANT FORECAST | photo_Kayoko Aoki text_Keiko Kodera
食べ慣れた大人の胃袋と心を満たすでしょう。
「なにを食べるかではなく、誰と食べるか」とはよく使われる言葉だが、レストラン好きにとって大切なのは「誰となにを食べるか」。その意味を実感できるのが西小山にオープンした〈caillou〉だ。
オープンキッチンのカウンターに設えたショーケースには、前菜や季節の食材がずらり。グランドメニューはなく、ゲストはまず、そこからその日の気分で食べたいものや量を選び、注文するというスタイルだ。
「マルシェのような、視覚的に心浮き立つ雰囲気にしたかった」と話すのは、フランスの郷土料理からガストロノミーまで幅広く経験し、日本橋〈アサヒナガストロノーム〉の立ち上げにも参画した安達晃一シェフ。ベシャメルソースを使わず、軽やかに仕上げたじゃが芋のタルトや焦がしバターのソースとの相性に唸るリードヴォーなど、気取らないビストロ料理に技術の高さが見て取れる。
メインの目玉として、肉好き垂涎の〈サカエヤ〉のステーキもスタンバイ。気の合う相手と「なにを食べるか」を熟考しながら、食の悦びに浸りたい。
オープンキッチンのカウンターに設えたショーケースには、前菜や季節の食材がずらり。グランドメニューはなく、ゲストはまず、そこからその日の気分で食べたいものや量を選び、注文するというスタイルだ。
「マルシェのような、視覚的に心浮き立つ雰囲気にしたかった」と話すのは、フランスの郷土料理からガストロノミーまで幅広く経験し、日本橋〈アサヒナガストロノーム〉の立ち上げにも参画した安達晃一シェフ。ベシャメルソースを使わず、軽やかに仕上げたじゃが芋のタルトや焦がしバターのソースとの相性に唸るリードヴォーなど、気取らないビストロ料理に技術の高さが見て取れる。
メインの目玉として、肉好き垂涎の〈サカエヤ〉のステーキもスタンバイ。気の合う相手と「なにを食べるか」を熟考しながら、食の悦びに浸りたい。
[予算]1人10,000円~
2人で前菜、メイン各2皿ずつ注文した場合の目安。ボトルワイン5,280円~。グラス990円~。
[予約]できるだけ早めに
勢いを増す西小山エリアで注目の新店とあって、早めの予約が安心。4人以上の場合は余裕を持って。
[ドレスコード]カジュアル
お気に入りの普段着のようにヘビロテしたくなるレストラン。気楽なスマートカジュアルが似合う。
小寺慶子
こでらけいこ 肉を糧に生きる肉食系ライター。趣味はひとり焼肉と肉旅(ミートリップ)と食べ物回文を考えること。「サクッと食べた?」「とっくさ!」(早食い自慢)