DESIGN
古今東西 かしゆか商店【三春張子人形】
『カーサ ブルータス』2022年11月号より
November 8, 2022 | Design | KASHIYUKA’s Shop of Japanese Arts and Crafts | photo_Keisuke Fukamizu hair & make-up_Masako Osuga editor_Masae Wako
日常を少し贅沢にするもの。日本の風土が感じられるもの。そんな手仕事を探して全国を巡り続ける、店主・かしゆか。今回の旅先は福島県中部の高柴地区。古民家の工房を訪ね、300年変わらない技法で作る張子人形に出会いました。
今年は寅、来年は卯、次は辰。昔からの暦文化に触れる機会が減りつつある中、変わらず親しみを感じているのが十二支のモチーフです。
今回の目的は、福島県郡山市の高柴という地域で作られている十二支の人形。江戸時代の元禄期に旧三春藩領で始まった「三春張子人形」のひとつです。
今回の目的は、福島県郡山市の高柴という地域で作られている十二支の人形。江戸時代の元禄期に旧三春藩領で始まった「三春張子人形」のひとつです。
張子とは、木などの型に紙を張って乾かし、型を抜いて中空にしたところへ色や柄を付けて作る技法。もとは農作業の合間に縁起物の土人形を作っていたそうですが、次第に、歌舞伎の人気演目を題材にした人形やダルマなどの張子作りが盛んになりました。
Loading...
Loading...