ARTPR
東京・有楽町がアートの街に。『YAU TEN』がスタート!
May 20, 2022 | Art, Culture, Design | PR | text_Akio Mitomi editor_Keiko Kusano
5月20日〜27日の8日間、有楽町で異色のアートイベント『YAU TEN(ヤウ テン)』が開催される。アートで街を活性化するアートアーバニズムの試みの中間報告が〈有楽町ビル〉ほか各所で展示され、写真、絵画、インスタレーション、パフォーマンスなどさまざまなプログラムを通じて、有楽町の現在形を表現する。
日本有数のビジネス街、大手町・丸の内・有楽町の一角を占め、銀座や日比谷にもほど近い有楽町。JR有楽町駅前の〈有楽町ビル〉10階に、2022年2月、さまざまな表現領域で活動するアーティストが通う創作の場〈YAU STUDIO(ヤウ スタジオ)〉がオープンした。「YAU(有楽町アートアーバニズム)」というプログラムのもと、この数ヶ月の間、街をアーティストの目で見直し、ここで働く人々との対話の場を設けてきた。
すべてのアーティストに共通するのは、制作活動をする上で必要な空間を十分に確保するのが難しいということだ。〈YAU STUIDO〉の広々とした空間は、制作活動はもちろん、異なるジャンルのクリエイター同士の新たなコミュニケーションの場としても機能している。
「なぜあなたは有楽町に来るのですか?」をキャッチコピーに掲げる今回のイベント『YAU TEN』では、〈有楽町ビル〉を中心に各所に作品を展示する「EXHIBITION」、さまざまなバックグラウンドをもつゲストによる「TALK SESSION」、大手町・丸の内・有楽町で働く人々による作品などを上演する「PERFORMANCE」、若手アーティストが直面するさまざまな困りごとについて相談できる「SOUDAN」の4プログラムを通じて「有楽町のいま」を体感できる。
「EXHIBITION」の一環として〈YAU SUTUDIO〉で展示を行う〈Tokyo Photographic Research〉は写真家・小山泰介を代表とするアートコレクティブ。有楽町の街と人々の姿を、写真や映像インスタレーションを通じて新たに捉える。
すべてのアーティストに共通するのは、制作活動をする上で必要な空間を十分に確保するのが難しいということだ。〈YAU STUIDO〉の広々とした空間は、制作活動はもちろん、異なるジャンルのクリエイター同士の新たなコミュニケーションの場としても機能している。
「なぜあなたは有楽町に来るのですか?」をキャッチコピーに掲げる今回のイベント『YAU TEN』では、〈有楽町ビル〉を中心に各所に作品を展示する「EXHIBITION」、さまざまなバックグラウンドをもつゲストによる「TALK SESSION」、大手町・丸の内・有楽町で働く人々による作品などを上演する「PERFORMANCE」、若手アーティストが直面するさまざまな困りごとについて相談できる「SOUDAN」の4プログラムを通じて「有楽町のいま」を体感できる。
「EXHIBITION」の一環として〈YAU SUTUDIO〉で展示を行う〈Tokyo Photographic Research〉は写真家・小山泰介を代表とするアートコレクティブ。有楽町の街と人々の姿を、写真や映像インスタレーションを通じて新たに捉える。
〈YAU STUDIO〉で展開されるパフォーマンスの中でも注目されるのは、舞台芸術プロデューサー武田知也が率いる〈bench〉が演出家/振付家/ダンサーで〈akakilike(アカキライク)〉を主宰する倉田翠を起用し、大手町・丸の内・有楽町で働く人々から公募したメンバーによる作品。普通の人々が表現に挑戦することで、街とアートの具体的な化学反応が見られるだろう。
もうひとつのプログラム「SOUDAN」は、若手アーティストが直面する問題について考えるネットワーク〈SNZ(シノバス)〉がさまざまな専門家を招く。相談者同士のコミュニケーションが生まれたり、専門家が逆に相談する側になったりと、さまざまな関係性が期待できる。
もうひとつのプログラム「SOUDAN」は、若手アーティストが直面する問題について考えるネットワーク〈SNZ(シノバス)〉がさまざまな専門家を招く。相談者同士のコミュニケーションが生まれたり、専門家が逆に相談する側になったりと、さまざまな関係性が期待できる。
〈YAU〉のディレクターを務める建築家・森純平が、このアートプログラムの意義を語ってくれた。
「有楽町というビジネス街にアーティストがいて、アート活動でストレッチすることによって、街が柔らかくなるのです。参加アーティストそれぞれに、ビルの中や街角といったように、ストレッチする街の部分が違う。そうすることで、街の色々な場所を、柔らかく使うことができるようになるはずです。『YAU TEN』は、これで〈YAU〉がひとつ完成したという成果発表の展示ではなく、有楽町のアートアーバニズムがこれから成長していくことを、答を決めずに見てもらう機会と考えています。僕自身は千葉・松戸の〈PARADISE AIR〉でも経験しましたが、街で面白そうなことをしていると、アートの固定ファン以外にも普通の人々が見に来てくれる。異なる価値観を持つ人たちが出会うことで新たな発見や交流が生まれることがとても楽しみです」
「有楽町というビジネス街にアーティストがいて、アート活動でストレッチすることによって、街が柔らかくなるのです。参加アーティストそれぞれに、ビルの中や街角といったように、ストレッチする街の部分が違う。そうすることで、街の色々な場所を、柔らかく使うことができるようになるはずです。『YAU TEN』は、これで〈YAU〉がひとつ完成したという成果発表の展示ではなく、有楽町のアートアーバニズムがこれから成長していくことを、答を決めずに見てもらう機会と考えています。僕自身は千葉・松戸の〈PARADISE AIR〉でも経験しましたが、街で面白そうなことをしていると、アートの固定ファン以外にも普通の人々が見に来てくれる。異なる価値観を持つ人たちが出会うことで新たな発見や交流が生まれることがとても楽しみです」
Loading...