FOOD
小寺慶子のレストラン予報|豪徳寺〈イエット〉
『カーサ ブルータス』2022年1月号より
December 18, 2021 | Food | RESTAURANT FORECAST | photo_Kayoko Aoki text_Keiko Kodera
活気づく私鉄沿線の街に “口福” を招くでしょう。
リモートで働く人たちが増えたいま、注目度が高まっているのが、私鉄沿線の飲食店。個と個がゆるやかにつながるローカル感が魅力だが、なかでも個性的な店が続々とオープンしているのが、小田急線沿線の豪徳寺エリアだ。
仏語のFoyer(団欒)とBoîte(箱)を合わせた〈yerîte〉は、昼はショーケースのないお菓子屋さん、夜はビストロとして営業する小さなお店。カヌレやレモンケーキといった焼き菓子を作る藤井唯さんと料理を手がける石飛輝久さんはともに渡仏経験があり、1日のさまざまなシーンに寄り添うお店を考えたときに、昼夜で異なる営業スタイルを思いついたのだという。
ブルーグレーのダイニングテーブルが印象的な空間は、時間によってお菓子の甘い香りに包まれ、日が暮れるとワインを片手に料理を楽しむ大人で賑わう。フランス・サヴォア地方の2つ星レストランで働いたシェフとあって、旬を盛り込み、風味や食感でアクセントを効かせた料理は見た目も美しく、この街のさらなる盛り上がりを予感させる。
仏語のFoyer(団欒)とBoîte(箱)を合わせた〈yerîte〉は、昼はショーケースのないお菓子屋さん、夜はビストロとして営業する小さなお店。カヌレやレモンケーキといった焼き菓子を作る藤井唯さんと料理を手がける石飛輝久さんはともに渡仏経験があり、1日のさまざまなシーンに寄り添うお店を考えたときに、昼夜で異なる営業スタイルを思いついたのだという。
ブルーグレーのダイニングテーブルが印象的な空間は、時間によってお菓子の甘い香りに包まれ、日が暮れるとワインを片手に料理を楽しむ大人で賑わう。フランス・サヴォア地方の2つ星レストランで働いたシェフとあって、旬を盛り込み、風味や食感でアクセントを効かせた料理は見た目も美しく、この街のさらなる盛り上がりを予感させる。
[予算]夜は1人4,000円〜
夜は7,000円のコース(事前に要予約)も用意。ワイン1、2杯に前菜ひと皿のオーダーも可。
[予約]当日予約も可
事前予約か空席があれば当日でも。お菓子のギフトボックス(限定数)の予約も可。
[ドレスコード]カジュアルでOK
ゆるやかな街の雰囲気と同様に、カジュアルコーデが似合う。シンプル服でリラックスした時間を。

小寺慶子
こでらけいこ 肉を糧に生きる肉食系ライターとして雑誌やWebに執筆。趣味はひとり焼肉をしながら食べ物回文を考えること。「無糖を疎む」(スランプ中)。