FOOD
生江史伸シェフが手がけるベーカリー&カフェ&レストラン|寺尾妙子のNEWSなレストラン
July 5, 2018 | Food | casabrutus.com | photo_Kayoko Aoki text_Taeko Terao editor_Rie Nishikawa
フレンチ〈レフェルヴェソンス〉がコラボレーションしたのは大阪のベーカリー〈ル・シュクレ・クール〉と富ヶ谷にあるノルウェー発のコーヒーショップ〈フグレン トーキョー〉。シェフ、生江史伸が提案するパンのあるライフスタイルとは?
食を通じて環境や人権問題に至るまで問題提起するのが、21世紀のカリスマシェフ。そんなシェフのひとり、フレンチ〈レフェルヴェソンス〉シェフ、生江史伸がカフェとレストランを併設したベーカリー〈ブリコラージュ ブレッド アンド カンパニー〉を六本木ヒルズ けやき坂通りにオープンした。店内はベーカリー、カフェスタンド、レストラン3つのスペースに分かれていて、それぞれにいい匂いがするスペースで、ゲストは思い思いの時間を過ごしている。
レストランエリアのメインディッシュはオープンサンド。パンはすべて、大阪で大人気のベーカリー〈ル・シュクレ・クール〉オーナーシェフ、岩永 歩が考案し、併設ベーカリーで焼く「ブリコラージュブレッド」を使用。全粒粉ならではの香ばしい風味で、もっちりした食感を備えたハードタイプのパンだ。そこに生江の料理を合わせるという夢のようなオープンサンドだ。
メニューは2部制。朝9時のオープン時からは朝食やブランチにふさわしく、ピーナッツバターにはちみつ、ジャム、フルーツや野菜、卵を使ったもの。11時以降は魚や肉の具も加わる。
メニューは2部制。朝9時のオープン時からは朝食やブランチにふさわしく、ピーナッツバターにはちみつ、ジャム、フルーツや野菜、卵を使ったもの。11時以降は魚や肉の具も加わる。
生江史伸シェフは語る。
「パンの食べ方をもっと幅広くさせたかったんです。シンプルにバターを塗って食べるのも、もちろんおいしいのですが、僕ならではの新しい食べ方を提案したくて。和洋を問わずいろんなものをのせてもいいのかなと」
そうしてできあがったのが、本店〈レフェルヴェソンス〉と遜色ない一品料理としても成立する具をのせたオープンサンドだ。山口産ハモはキッチンで骨切りし、蒸してからソテーし、ポルト酒としょっつるのソースを絡め、ぬか漬けとともにパンにのせる。こんな風にガストロノミーの要素も取り入れたオープンサンドはここにしかない。また、料理の素材をはじめ、柚子胡椒や富士酢などの調味料にも和のものを効果的に使っているののも特徴的だ。
「パンの食べ方をもっと幅広くさせたかったんです。シンプルにバターを塗って食べるのも、もちろんおいしいのですが、僕ならではの新しい食べ方を提案したくて。和洋を問わずいろんなものをのせてもいいのかなと」
そうしてできあがったのが、本店〈レフェルヴェソンス〉と遜色ない一品料理としても成立する具をのせたオープンサンドだ。山口産ハモはキッチンで骨切りし、蒸してからソテーし、ポルト酒としょっつるのソースを絡め、ぬか漬けとともにパンにのせる。こんな風にガストロノミーの要素も取り入れたオープンサンドはここにしかない。また、料理の素材をはじめ、柚子胡椒や富士酢などの調味料にも和のものを効果的に使っているののも特徴的だ。
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illustration Yoshifumi Takeda
寺尾妙子
てらお たえこ 食ライターとして雑誌やWEBで執筆。好きな食材はごはん、じゃがいも、トリュフ。現在、趣味の茶の湯に邁進中。