ディーン&デルーカが打ち出す未来のショップとは? | カーサ ブルータス Casa BRUTUS facebook-a facebook instagram line twitter youtube

ディーン&デルーカが打ち出す未来のショップとは?

2017年、40周年を迎える〈DEAN&DELUCA〉。本国アメリカではNYの店舗をはじめとしたリニューアル計画が進行中だ。それに先駆け、新たなデリカテッセンのプロトタイプが発表された。

今月開催された「デザインマイアミ」で発表され、期間中、実際にカフェとして賑わいを見せた。
「ステージ」と名付けられたデリカテッセンは部屋ほどの大きさのステンレスのカウンターだ。巨大なステンレスの箱のふたを持ち上げて、中を見せたような状態をイメージしてほしい。壁を背にした一般的なデリのディスプレイと異なり、ドーナツ型のデリカウンターが特徴となっている。
それぞれの料理に合わせてカウンターの下から温度を調整している。冷たいものは冷たく、温かいものは保温することで品質コントロールを徹底。
一方にはペストリーなどすぐにテイクアウトできるものを、反対側にはメインと惣菜を好みに応じて盛り合わせてもらうオーダーメイドのものをディスプレイすることで注文が分散される。そのため、客の待ち時間は短くてすむ。
山の稜線のような段差を作り出しているコーリアン製フードディスプレイは17世紀ヨーロッパの静物画の構図にヒントを求めたという。
デザインを担当したドイツ人のオレ・シーレンはOMA出身。レム・コールハースのもと、NYのプラダのエピセンター、北京のCCTVの設計を担当した建築家だ。〈DEAN&DELUCA〉の根底にある「フードこそが主役」という思想を大切に、料理を最もおいしそうに見せる「ステージ」を追及した結果、生まれたデザインだという。加えて、いくつも並ぶディスプレイプレートにスタッフの手が届きやすくするための工夫でもある。