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イタリアンな揚げ物が新感覚! 自由ヶ丘〈ニショク〉|寺尾妙子のNEWSなレストラン

| Food | casabrutus.com | photo_Kayoko Aoki   text_Taeko Terao   editor_Rie Nishikawa

人気イタリアンのシェフとソムリエが手がける居酒屋〈ニショク〉は、イートインとテイクアウトの2本立て。推しは揚げ物とレモンザムライによる特製レモンサワーだ。

イタリア風トマトライスのコロッケ、アランチーニや青のり風味のゼッポリーニなど、イタリアンな揚げ物にチコリやイカなどのフリットなどが盛られた「本日のおまかせ揚げ物盛り 10種」1,500円(以下、税別)。レモンサワー500円〜は国産レモンの広報活動を行い、自ら卸業も営むレモンザムライこと鈴木慶洋が監修。
イタリア風トマトライスのコロッケ、アランチーニや青のり風味のゼッポリーニなど、イタリアンな揚げ物にチコリやイカなどのフリットなどが盛られた「本日のおまかせ揚げ物盛り 10種」1,500円(以下、税別)。レモンサワー500円〜は国産レモンの広報活動を行い、自ら卸業も営むレモンザムライこと鈴木慶洋が監修。
和牛100%のメンチカツにイタリア産のハムカツ、旬の魚介や野菜のフリット。ラードで揚げた衣の、サクッと香ばしいことといったらない。合わせるのは特製レモンサワー! これで気分が上がらないわけがない。

自由が丘〈ニショク〉は揚げ物とレモンサワーがおいしい居酒屋。手がけたのは外苑前のトラットリア 〈ドゥエ・コローリ〉を2012年に創業、バルやビストロなどを運営してきた2人のオーナー、ソムリエの渡部武志とシェフである山口高志だ。都心の本店を閉め、名前も業態も変え、新しい本拠地としてこの店をつくったのだという。店名にはイートインとテイクアウト、2つの色合いをもつ店という意味が込められている。
赤身のランプ肉を使用した「ラムカツ!!」800円。クミン塩、ミモレットを添えて。香ばしいパンの耳を入れて粗めに挽いたパン粉にもこだわりが。
赤身のランプ肉を使用した「ラムカツ!!」800円。クミン塩、ミモレットを添えて。香ばしいパンの耳を入れて粗めに挽いたパン粉にもこだわりが。
芝浦直送の新鮮なレバーを揚げて、醤油や米酢ベースのニラソースを合わせた「レア! レバニラ」850円。隠し味にイタリアの魚醤、ガルムをほんのり。
芝浦直送の新鮮なレバーを揚げて、醤油や米酢ベースのニラソースを合わせた「レア! レバニラ」850円。隠し味にイタリアの魚醤、ガルムをほんのり。
赤身のランプ肉を使用した「ラムカツ!!」800円。クミン塩、ミモレットを添えて。香ばしいパンの耳を入れて粗めに挽いたパン粉にもこだわりが。
芝浦直送の新鮮なレバーを揚げて、醤油や米酢ベースのニラソースを合わせた「レア! レバニラ」850円。隠し味にイタリアの魚醤、ガルムをほんのり。
「これまでと同じやり方が通用しない時代。創業の地を手放すのは心苦しい気もしましたが思いきって、住宅地を控える自由が丘に移ってきました。ニューノーマルな生活で、みなさんに喜んでもらえるものは何かなぁと考えて、揚げ物をメインにちょこちょこ小皿でおいしいものをつまんで飲める店がいい。さらにテイクアウトもご利用いただけたらと思ったんです」(渡部)。
「季節のパフェ」700円。秋はイチジク。クルミとアーモンドをキャラメルで固めたプラリネやミックスベリーのコンポート、バニラアイスクリームなど、すべて手作り。
「季節のパフェ」700円。秋はイチジク。クルミとアーモンドをキャラメルで固めたプラリネやミックスベリーのコンポート、バニラアイスクリームなど、すべて手作り。
「牛ハツとパクチーのヤム風サラダ」800円。新鮮な牛ハツのタタキ、赤玉ネギ、セロリの千切り、クルミ入り。
「牛ハツとパクチーのヤム風サラダ」800円。新鮮な牛ハツのタタキ、赤玉ネギ、セロリの千切り、クルミ入り。
「ザーサイペペロンチーノ」500円。「自家製塩辛こぶみかんの香り」400円。「チャンジャ豆腐」600円。アラカルトはどれをつまんでも飲みたくなる逸品揃い。
「ザーサイペペロンチーノ」500円。「自家製塩辛こぶみかんの香り」400円。「チャンジャ豆腐」600円。アラカルトはどれをつまんでも飲みたくなる逸品揃い。
「今月の2色ごはん(穴子とグリーンピース)」950円。角煮のイメージで八角、シナモンで香りをつけた穴子は赤ワイン煮。バター煮にしたグリーンピースはイタリア産。
「今月の2色ごはん(穴子とグリーンピース)」950円。角煮のイメージで八角、シナモンで香りをつけた穴子は赤ワイン煮。バター煮にしたグリーンピースはイタリア産。
「季節のパフェ」700円。秋はイチジク。クルミとアーモンドをキャラメルで固めたプラリネやミックスベリーのコンポート、バニラアイスクリームなど、すべて手作り。
「牛ハツとパクチーのヤム風サラダ」800円。新鮮な牛ハツのタタキ、赤玉ネギ、セロリの千切り、クルミ入り。
「ザーサイペペロンチーノ」500円。「自家製塩辛こぶみかんの香り」400円。「チャンジャ豆腐」600円。アラカルトはどれをつまんでも飲みたくなる逸品揃い。
「今月の2色ごはん(穴子とグリーンピース)」950円。角煮のイメージで八角、シナモンで香りをつけた穴子は赤ワイン煮。バター煮にしたグリーンピースはイタリア産。
1品300円〜の料理はイタリアンだけでなく和やエスニックの要素もあり、実に多彩。1階のスタンディング(ドリンクが200円引き)でひとりサクッと飲んで帰るのもいいし、2階で落ち着いてテーブルを囲むもよし。毎日来ても飽きがこず、さまざまなシーンで使える仕様になっている。
みんな大好き「自家製ソーセージのピリ辛トマトソース」900円。
みんな大好き「自家製ソーセージのピリ辛トマトソース」900円。
爽やかでコクがある「ジェノヴェーゼ(バジル、チーズ、アーモンドソース)」900円。
爽やかでコクがある「ジェノヴェーゼ(バジル、チーズ、アーモンドソース)」900円。
アランチーニ、魚介、野菜など、そのときどきで内容が変わる「ミックスフリット盛り合わせ」900円。
アランチーニ、魚介、野菜など、そのときどきで内容が変わる「ミックスフリット盛り合わせ」900円。
みんな大好き「自家製ソーセージのピリ辛トマトソース」900円。
爽やかでコクがある「ジェノヴェーゼ(バジル、チーズ、アーモンドソース)」900円。
アランチーニ、魚介、野菜など、そのときどきで内容が変わる「ミックスフリット盛り合わせ」900円。
テイクアウトはパスタ10種とフリット4種のラインナップ。ラードで揚げたフリットは冷めても衣がカリッカリ。パスタは時間が経っても麺がくっつきにくく、モチモチの食感だ。

「老舗の製麺所〈浅草開化楼〉が開発した低加水パスタフレスカという麺はコシがしっかりしているので、テイクアウトにも向くんですよ」(山口)。
左から「レモンザムライの今月のレモンサワー」600円。9月は鹿児島の黒砂糖焼酎まんこいをベースに瀬戸田レモン、クランベリージュース入り。「普通に美味しいレモンサワー」500円、「にごりレモンサワー」600円。
左から「レモンザムライの今月のレモンサワー」600円。9月は鹿児島の黒砂糖焼酎まんこいをベースに瀬戸田レモン、クランベリージュース入り。「普通に美味しいレモンサワー」500円、「にごりレモンサワー」600円。
1階はカウンター8席と立ち飲みスペース。
1階はカウンター8席と立ち飲みスペース。
左から2人目がオーナーシェフ、山口高志。1977年、長野生まれ。フランス料理を皮切りに料理の腕を磨き、イタリアンの道へ。右から2人目がオーナーソムリエ、渡部武志。1979年、東京生まれ。〈リストランテ アソ〉〈インプリチト〉の立ち上げに関わる。2012年、2人でトラットリア 〈ドゥエ・コローリ〉を開店。現在、ワインバル〈エビイロ〉、イタリアンビストロ〈ルリイロ〉、モツ酒場〈コガネ〉を運営しながら、2020年9月〈ドゥエ・コローリ〉を自由が丘に移転した新業態〈ニショク〉をオープン。
左から2人目がオーナーシェフ、山口高志。1977年、長野生まれ。フランス料理を皮切りに料理の腕を磨き、イタリアンの道へ。右から2人目がオーナーソムリエ、渡部武志。1979年、東京生まれ。〈リストランテ アソ〉〈インプリチト〉の立ち上げに関わる。2012年、2人でトラットリア 〈ドゥエ・コローリ〉を開店。現在、ワインバル〈エビイロ〉、イタリアンビストロ〈ルリイロ〉、モツ酒場〈コガネ〉を運営しながら、2020年9月〈ドゥエ・コローリ〉を自由が丘に移転した新業態〈ニショク〉をオープン。
2階はカウンター10席、テーブル20席。
2階はカウンター10席、テーブル20席。
左から「レモンザムライの今月のレモンサワー」600円。9月は鹿児島の黒砂糖焼酎まんこいをベースに瀬戸田レモン、クランベリージュース入り。「普通に美味しいレモンサワー」500円、「にごりレモンサワー」600円。
1階はカウンター8席と立ち飲みスペース。
左から2人目がオーナーシェフ、山口高志。1977年、長野生まれ。フランス料理を皮切りに料理の腕を磨き、イタリアンの道へ。右から2人目がオーナーソムリエ、渡部武志。1979年、東京生まれ。〈リストランテ アソ〉〈インプリチト〉の立ち上げに関わる。2012年、2人でトラットリア 〈ドゥエ・コローリ〉を開店。現在、ワインバル〈エビイロ〉、イタリアンビストロ〈ルリイロ〉、モツ酒場〈コガネ〉を運営しながら、2020年9月〈ドゥエ・コローリ〉を自由が丘に移転した新業態〈ニショク〉をオープン。
2階はカウンター10席、テーブル20席。
スタッフの接客も明るく、楽しい。そう、状況が変わってもレストランは楽しむための場所なのだ。〈ニショク〉はレストランの原点、そしてこれからをを考えさせる1軒だ。
〈ニショク〉

〈ニショク〉

東京都世田谷区奥沢5-28-15 TEL 03 5755 5064。11時〜14時30分LO、17時〜23時LO。土曜・日曜・祝日11時30分〜23時LO(ランチ14時30分LO)。無休。料理300円〜。ハイボール500円〜、サワー500円〜。テイクアウトはパスタ900円、フリット600円〜(以上、税別)。LINE ID : @253otlcf

寺尾妙子のNEWSなレストランillustration Yoshifumi Takeda

寺尾妙子

てらお たえこ  食ライターとして雑誌やWEBで執筆。好きな食材はごはん、じゃがいも、トリュフ。現在、趣味の茶の湯に邁進中。

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