FOOD
未体験の1杯にワクワク! ワインバー〈miyajiarai〉|寺尾妙子のNEWSなレストラン
| Food | casabrutus.com | photo_Kayoko Aoki text_Taeko Terao editor_Rie Nishikawa
〈miyajiarai〉では、いつも新しいワイン体験ができる。アペリティフから食後酒まで、脳ミソが刺激されるグラスの数々を絶品イタリアンと共に。
飲んでおいしい。さらに驚きや発見があれば、なおのことワインは楽しい。そんな提案をしてくれるのが、青山学院西門前の〈miyajiarai〉だ。
オーナーソムリエ、宮地英典とシェフの新井純平。2人の名前を冠したワインバーでは、主にレストラン向けにワイン販売も行う宮地がセレクトする多彩な銘柄と、新井による本格的なイタリア料理のマッチングが堪能できる。
グラスで飲めるワインは毎晩15種類前後。最初の料理に合わせて何を飲もうか迷っていると、あっという間に5本ほどボトルが並び、宮地の説明が始まる。
オーナーソムリエ、宮地英典とシェフの新井純平。2人の名前を冠したワインバーでは、主にレストラン向けにワイン販売も行う宮地がセレクトする多彩な銘柄と、新井による本格的なイタリア料理のマッチングが堪能できる。
グラスで飲めるワインは毎晩15種類前後。最初の料理に合わせて何を飲もうか迷っていると、あっという間に5本ほどボトルが並び、宮地の説明が始まる。
泡、赤、白、ロゼ。軽め、重め。フルーティか、ミネラル豊富か、樽香が効いているかどうか。産地やブドウ品種とともにワインそのもの味わい、さらに料理との相性。ほかでは見かけない珍しいボトルも多く、聞くだけでもワクワクする。最終的にどれを選ぶかはゲスト側の判断。
「今、この料理にはこのワインと、お店側で決めたペアリングが全盛ですが、選べる自由があってもいいのかなと思いまして。料理に合うものはもちろんですが‘お客さまの経験のちょっと外側にあるもの’を意識しながら、新しい出会いをご提案させていただいています」と宮地。
今回、私にとっての発見はボジョレー村のロゼ。その産地のものはヌーボーしか知らなかったが、ほんのり梅やチェリーのようなニュアンスがあって、おいしい! そして、名物のトリュフバター&自家製パンやホタテのカルパッチョにもぴったりだ。
「今、この料理にはこのワインと、お店側で決めたペアリングが全盛ですが、選べる自由があってもいいのかなと思いまして。料理に合うものはもちろんですが‘お客さまの経験のちょっと外側にあるもの’を意識しながら、新しい出会いをご提案させていただいています」と宮地。
今回、私にとっての発見はボジョレー村のロゼ。その産地のものはヌーボーしか知らなかったが、ほんのり梅やチェリーのようなニュアンスがあって、おいしい! そして、名物のトリュフバター&自家製パンやホタテのカルパッチョにもぴったりだ。
いわゆるポテトサラダをズワイガニと合わせて、華麗かつ何度でもお代わりしたいほどの前菜に変身させてしまうなど、シェフ、新井純平がつくるリストランテ級の料理も魅力的だ。冷前菜、温前菜それぞれ6〜7種類。日本では生産者がひとりしかいない豆、静岡産マーメラスのようなマニアックな食材を取り入れつつ、旬の魚介や野菜、天然キノコを用いた品々は素材の持ち味が最大限に生かされ、ワインのポテンシャルを一層、引き出してくれる。
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寺尾妙子
てらお たえこ 食ライターとして雑誌やWEBで執筆。好きな食材はごはん、じゃがいも、トリュフ。現在、趣味の茶の湯に邁進中。
