未体験の1杯にワクワク! ワインバー〈miyajiarai〉|寺尾妙子のNEWSなレストラン | カーサ ブルータス Casa BRUTUS

未体験の1杯にワクワク! ワインバー〈miyajiarai〉|寺尾妙子のNEWSなレストラン

〈miyajiarai〉では、いつも新しいワイン体験ができる。アペリティフから食後酒まで、脳ミソが刺激されるグラスの数々を絶品イタリアンと共に。

「ホタテのカルパッチョ コラトゥーラの香りとラタトゥイユ」2,000円(以下、価格は2人前。写真は1人前の分量)。
飲んでおいしい。さらに驚きや発見があれば、なおのことワインは楽しい。そんな提案をしてくれるのが、青山学院西門前の〈miyajiarai〉だ。

オーナーソムリエ、宮地英典とシェフの新井純平。2人の名前を冠したワインバーでは、主にレストラン向けにワイン販売も行う宮地がセレクトする多彩な銘柄と、新井による本格的なイタリア料理のマッチングが堪能できる。

グラスで飲めるワインは毎晩15種類前後。最初の料理に合わせて何を飲もうか迷っていると、あっという間に5本ほどボトルが並び、宮地の説明が始まる。
左から「ボジョレー ヴィラージュ ロゼ」。「ランゲ アルネーズ/ロンキ」グラス1,000円、ボトル5,800円。「グレコ ディ トゥフォ/イ・ファヴァティ」グラス1,200円、ボトル5,900円。「ヴィレクレッセ/ギュイモー・ミシェル」グラス1,500円、ボトル9,000円。「トゥレーヌ シュノンソー/クルトー・タルデュ」グラス1,000円、ボトル5,800円。「ハウスマルゲ スーパーナチュラル」グラス1,000円、ボトル5,800円。
全粒粉の「自家製パンとトリュフバター」300円(コペルトとして)。パンのお代わりは+100円。「ボジョレー ヴィラージュ ロゼ/シャトー・ティヴァン」グラス900円、ボトル4,800円。
泡、赤、白、ロゼ。軽め、重め。フルーティか、ミネラル豊富か、樽香が効いているかどうか。産地やブドウ品種とともにワインそのもの味わい、さらに料理との相性。ほかでは見かけない珍しいボトルも多く、聞くだけでもワクワクする。最終的にどれを選ぶかはゲスト側の判断。

「今、この料理にはこのワインと、お店側で決めたペアリングが全盛ですが、選べる自由があってもいいのかなと思いまして。料理に合うものはもちろんですが‘お客さまの経験のちょっと外側にあるもの’を意識しながら、新しい出会いをご提案させていただいています」と宮地。

今回、私にとっての発見はボジョレー村のロゼ。その産地のものはヌーボーしか知らなかったが、ほんのり梅やチェリーのようなニュアンスがあって、おいしい! そして、名物のトリュフバター&自家製パンやホタテのカルパッチョにもぴったりだ。
リストランテ級のポテサラ「ズワイガニのインサラータルッサ」2,200円。秘訣はオレンジの果汁や抽出オイルを加えた自家製マヨネーズ。プラス、仕上げにたっぷり絞るレモン果汁の酸味を効かせて。
モモ肉をサッとグリルした、いわゆる牛肉のたたき「あか牛のカルパッチョ 黒トリュフとルッコラ」2,400円。トリュフが香るニンニクのアイオリソース、パルミジャーノレッジャーノ添え。
サクッと軽やかな衣をまとった「ホウボウのベニエ シシリアンルージュとバターのソース」2,500円。静岡産マーメラスや身が薄い紫色の桜レンコンなどもフリットに。ソースの旨みはアサリの出汁。
いわゆるポテトサラダをズワイガニと合わせて、華麗かつ何度でもお代わりしたいほどの前菜に変身させてしまうなど、シェフ、新井純平がつくるリストランテ級の料理も魅力的だ。冷前菜、温前菜それぞれ6〜7種類。日本では生産者がひとりしかいない豆、静岡産マーメラスのようなマニアックな食材を取り入れつつ、旬の魚介や野菜、天然キノコを用いた品々は素材の持ち味が最大限に生かされ、ワインのポテンシャルを一層、引き出してくれる。

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