〈メゾン キツネ〉新店はホテルオークラでした!? | カーサ ブルータス Casa BRUTUS

〈メゾン キツネ〉新店はホテルオークラでした!?

3月にオープンした〈メゾン キツネ代官山〉。そこにはオークラへのデザイン愛が詰まっていました。

1階の漆塗りのテーブルはトリコカラー。
「オークラ本館の取り壊しを聞いたときから構想し始めました」

〈メゾン キツネ代官山〉のオープン当日、クリエイティブディレクターである黒木理也は呟いた。漆のテーブル、障子窓に透ける竹林、格子柄の床にルーバーの天井……。ここには、昨年8月末に建て替えのため閉館となったホテルオークラ東京へのオマージュとして、本館ロビーのデザイン・ディテールがそこかしこに取り入れられている。

「オークラの空間に漂う美意識が好きでした。照明、素材、色使いなどすべての要素が組み合わさってノスタルジーを誘います。深夜の誰もいないロビーなどは、デヴィッド・リンチの映画のような不思議な感覚があるんですよね」
天井には亀甲紋形の間接照明を設置。壁には日本のテキスタイルを用い、壁と天井の切り返しの部分のディテールが浮かび上がるよう照明を工夫した。