T-HOUSE New Balanceが追求する”香り”とは? | カーサ ブルータス Casa BRUTUS

イタリアの注目パフュームブランドが創る芸術的な香り。

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最終の検討をしている香りサンプル。
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築122年の蔵を再構築した〈T-HOUSE New Balance〉の店内。
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イタリアの香水ブランド LABORATORIO OLFATTIVO(ラボラトリオ オルファティーボ)。
日本にはもともと香道という香りを鑑賞する文化がある。しかし「現在社会では視覚や聴覚の芸術に比べ、嗅覚の芸術に意識をもたれることは少ない」と話すのは、海外のインディペンデントなフレグランスブランドの輸入やニッチフレグランスのセレクトショップ〈ノーズショップ〉を手がける〈ビオトープインク〉の中森友喜だ。《T-HOUSE New Balance》のオープン以前から、「あらゆる時間において、香りへの気づきを作っていきたい」と話す中森と〈TOKYO DESIGN STUDIO〉のモリタニは共同でフレグランスの製作を進めてきた。その完成が最終段階を迎えようとしている。

「ニューバランスの世界観を伝える場として、初期から香りの提案を考えていました。香りというのは変化を続けるものです。場所、時間帯、そしてその時間の経過によっても変化するものなので、その変化を探りながら調香をお願いしています」とモリタニ。これまでさまざまなデザインに携わってきたモリタニだがフレグランスの開発は初めてで、試行錯誤を続ける日々だ。

「私たちは嗅覚のアートとして捉え、世界各地のフレグランスを扱います。香りを通じた世界を提示したいとのニューバランスからの提案はうれしかったですね。さまざまな香水師から提案されたサンプルの検討を経てイタリアの〈ラボラトリオ・オルファティーボ〉に辿り着き、いまは共に〈T-HOUSE New Balance〉らしい香りを探っているところです」(中森)。〈ラボラトリオ・オルファティーボ〉は、イタリアの若手パフューマー(調香師)たちが立ち上げた気鋭の香水ブランドで、他にはない芸術的な香りを生み出すことをコンセプトにしている。

落ち着きと快活さを兼ね備えた香りを目指して。

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さまざまな調香師から提案されたサンプルの確認作業。
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過去に検討してきた香りのサンプル。
当初は100を越えるサンプルが作られ、現在は「凛とした茶室」や「華やかな抹茶」、「フレッシュなグリーンティー」などをイメージした7種類の香りまで絞り込まれた。これらすべての製品化が決まったわけではないが、こうして生まれた香りは、茶室のイメージから落ち着きある香りをベースにしつつ、そこにニューバランスらしい快活でフレッシュな香りが潜んだものになっている。“動”と“静”をあわせもつ香りだ。「T-HOUSE New Balanceは人々をもてなす場。香りはその招いた人々に喜んでもらえるものにしたいと思っています。ニューバランスをイメージさせるアクティブな香りとともに、T-HOUSEの名が示す“茶室=和”の要素も入れたかった」とモリタニは言う。

「香りをどのように感じたかを言葉に紐付けていくのはとても難しいことです。そもそも香りを感じる表現する日本語には”くさい”という言葉のほかはなく、あとは”いい香り”などと形容詞と組み合わせたり、”茶室の香り”と素材を借りないといけない。香りを端的に伝える言葉がないなか、その正解を探り当てていく作業です」(中森)

はたして彼らが行き着く香りはどのようなものなのか。この春夏の発売に向け、妥協することなく開発が進んでいる。
T-HOUSE New Balanceのトピックスをまとめて読む。

T-HOUSE New Balance

東京都中央区日本橋浜町3-9-2。TEL 03 6231 1991。11時〜14時、15時〜19時(月・火曜)11時〜19時(金〜日曜)。水・木曜休。最新の商品情報や展示企画などは随時〈T-HOUSE New Balance〉のインスタグラム(@newbalance_t_house)にて配信されます。
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