DESIGN
あの《バタフライスツール》誕生60周年記念、企画展が開催!
May 23, 2017 | Design, Travel | casabrutus.com | text_Kaori Nakada editor_Ai Sakamoto
日本を代表するインダストリアルデザイナー柳宗理の代表作《バタフライスツール》。その歩みを振り返る企画展が6月6日から始まる。
柳宗理 バタフライスツール 60周年記念企画展『BUTTERFLY STOOL 60th』が6月6日から〈金沢美術工芸大学 柳宗理記念デザイン研究所〉で開催される。2枚の成型合板を2本のボルトと1本の金属棒で組み合わせた、軽やかなフォルムで知られる名作《バタフライスツール》。一見、シンプルな構造のスツールは多くの人々の試行錯誤の末に生まれた。
柳がこの形を実現させるために協力を求めたのは当時、成形合板の研究をしていた乾三郎と、日本で初めて成形合板を実用化した天童木工。そこから約3年の月日を経てようやく完成したのが、今では世界的なデザインアイコンとして、ニューヨーク近代美術館やルーブル美術館など各国の美術館により、パーマネントコレクションとして選定されているスツールだった。
本展では、発売当時のオリジナルはもちろん、大型タイプやアクリル製などのさまざまな同スツールを展示。製造工程の映像や年表、プライウッドチェアや成形合板技術の紹介なども加わり、60年間の歩みを概観することができる。会期中には講演会とギャラリートークも開催予定。時を経て、なお人々に愛され続ける《バタフライスツール》の歴史に触れるチャンスだ。
本展では、発売当時のオリジナルはもちろん、大型タイプやアクリル製などのさまざまな同スツールを展示。製造工程の映像や年表、プライウッドチェアや成形合板技術の紹介なども加わり、60年間の歩みを概観することができる。会期中には講演会とギャラリートークも開催予定。時を経て、なお人々に愛され続ける《バタフライスツール》の歴史に触れるチャンスだ。
柳宗理 バタフライスツール 60周年記念企画展『BUTTERFLY STOOL 60th』
〈金沢美術工芸大学 柳宗理記念デザイン研究所 展示資料室2〉