DESIGN
ウーゴ・ラ・ピエトラ展 | MILANO
November 25, 2014 | Design | a wall newspaper | text_Nahoko Funabiki
イタリアの奇才ウーゴ・ラ・ピエトラは、建築家、アーティスト、映画監督(俳優)、エディター、ミュージシャン、漫画家、教育者など多くの肩書を持つ。建築家として建物だけを設計するのではなく、人と環境との関係をベースに社会構築を構想した第一人者だ。
現在までに催された彼の展示は、ヴェネチアビエンナーレ、パリのポンピドゥーセンター、ニューヨークのMoMAなど、その数900にも及ぶ。彼の代表的著書は、1988年に出版されたジオ・ポンティ初のモノグラフである『Gio Ponti』。2つの出版社より再版され、ジオ・ポンティの活動をくまなく的確に捉えた書籍として評価されている。勤勉な性格から教育にも力を入れており、次世代へのメッセージを伝えるべくイタリア国内の大学で教壇に立ちつつ、近年はセラミックによる作品制作に傾倒し、美術館、ミラノ フォーリサローネなどでも発表。本展では、彼の50周年を記念し、1,000点に上る全作品、研究、活動軌跡を追う。
イマージョン《カスキ ソノーリ》(音のヘルメット)1968年。ミラノでのインスタレーションの様子。
《クレデンツァ ネオエクレッティカ》(戸棚)レジェンド社製、1988年。
Triennale Design Museum
Viale Alemagna, 6 Milano TEL 39 02 72434111月26日〜2015年2月15日。10時30分〜20時30分(木〜23時)。月曜休。入館料8ユーロ。公式サイト