モスクワを創る建築、プロパガンダ、革命|LONDON | カーサ ブルータス Casa BRUTUS facebook-a facebook instagram line twitter youtube

モスクワを創る建築、プロパガンダ、革命|LONDON

今からちょうど100年前に起こったロシア革命。帝政から社会主義へとシフトする中、計画されながらも実現しなかった6つの理想郷的プロジェクトを例に、革命と建築の関係を振り返る展覧会。

ヴァレンティナ・クラギナによるポスター《建てる!》。
ロシアアバンギャルドや構成主義が開花した1920年代。エル・リシツキーによる水平に延びる高層ビル〈クラウド・アイアン〉、球体や直方体から構成されるイワン・レオニドフの〈レーニン研究所〉など、未来的なデザインが花咲く。

30年代に入ると、爆破解体した大聖堂の跡に〈ソビエト宮殿〉が計画される。国際コンペでル・コルビュジエらもエントリーするが、ボリス・イオファンらによる世界最高層の巨大ビル案が選ばれた。規模こそラディカルだが、スターリンの好みで古典主義的方向に振り子が戻ったものだ。建築は時にプロパガンダの手段となり、政治に翻弄される。だが、その中で生まれた前衛的な提案は今見ても新鮮。後世への影響がはっきり見て取れる。
1930年代にコンペで選ばれたボリス・イオファンの〈ソビエト宮殿〉案。巨大なボリュームで上にはレーニン像が。
エル・リシツキーによる水平に延びる高層ビル〈クラウド・アイアン〉案。ザハ・ハディドらへの影響が見える。

〈The Design Museum〉

224-238 Kensington High Street London, W8 6AG
TEL 44 20 3862 5900。〜6月4日。10時〜18時 (最終入場17時)。無休。入場料10ポンド。公式サイト