五感に響くデザイン多数、秋のメゾン&オブジェ報告。 | カーサ ブルータス Casa BRUTUS

五感に響くデザイン多数、秋のメゾン&オブジェ報告。

バカンス明け9月の『メゾン&オブジェ』で気になるデザインは、五感とマテリアルがキーワード!?

Forest of Resonating Lamps – One Stroke by teamLab

壁と床のミラー効果で、吊るされたムラーノのガラス製ランプが無数に感じられる空間。人が立ち止まると光量が増し、音色が響き、近くのランプに伝搬。他者の存在も同じ効果を引き起こすので変化の組み合わせは無限大。
メゾン&オブジェで始まる欧州の秋。アジアからの出展も増加し、ヨーロッパ中心だった以前より国際化は顕著。つまり、デザインの世界傾向を共有しつつ、その上で各社・各デザイナー独自の発想や理念が際立つか否かが注視される時代の到来といえそう。

Rhombes by Pierre Charriè

注目を浴びた〈Galerie MICA〉の展示。ピエール・シャリエが、形の違いで叩いたときの音の違いを生む、オセアニア先住民のブーメランを再現。音響効果から生まれた美しい形。機能が極めるデザインを追求する姿勢がすがすがしい。 ©rendus 3D maison
まず「NOW! DESIGN À VIVRE」会場入口で長蛇の列を作った日本のチームラボの体験空間の人気の高さに一例を見る。人の動静に呼応し変化する光の強弱や色、音、さらに周りの光に伝搬する構成は、自身のみならず他者と作るデジタルアートの最前線だ。身体感覚を呼び覚ます非日常空間のみならず、その体験がもたらす可能性を意識したコンセプトが秀逸。

Giòmetry by Ora Ïto

コンクリート専門メーカー〈Concrete LCDA〉社のコンクリートパネル《PANBETON®》。マタリ・クラッセに始まり、今回はオラ・イト(写真)、ジャン=マリ・マソーら5人のデザイナーにデザインを依頼。260×90cm。 ©Luxproductions.com