アップサイクルな取り組みを実現した2人のキーパーソンに取材|T-HOUSE New Balance | カーサ ブルータス Casa BRUTUS

アップサイクルな取り組みを実現した2人のキーパーソンに取材|T-HOUSE New Balance

『カーサ ブルータス』2021年8月号より

〈T-HOUSE New Balance〉ではグラフィックデザイナーの田中義久を招き、端材や廃材を利用した和紙の研究からスタートしたアップサイクルの新たな仕組みを提案。それらの展示や仕組みに込められた、これからのものづくりを取材しました。

▼TOKYO DESIGN STUDIOと田中義久が提案するアップサイクルの新たな試み。

〈T-HOUSE New Balance〉はグラフィックデザイナーの田中義久を迎え、アップサイクルな取り組みに挑むリサーチプロジェクトをインスタレーションとともに発表する。
即完売になった話題のモデル《TDS 574》をベースに、アッパー部分を今回制作した和紙で仕上げた特別な試作品。
モリタニは今回のスニーカーの制作に合わせ、ソールのカラーには和紙の色を引き立たせるために白を採用している。
徳島県北東部の吉野川流域で作られる阿波和紙の歴史は古い。その技術をいまに伝える和紙メーカー〈アワガミファクトリー〉の工房を訪れたのが〈TOKYO DESIGN STUDIO New Balance〉のクリエイティブデザインマネージャーを務めるモリタニシュウゴとグラフィックデザイナーの田中義久だ。
Yoshihisa Tanaka(左)、Shugo Moritani(右)。昨年11月に続く2度目の展示では、より具体的な試みに踏み込み、展示用のスニーカーに加えてシューズボックスも制作。〈T-HOUSE New Balance〉にて。
黄、緑、青と赤をキーカラーとする3色の《TDS 574》。ランダムな模様の和紙が、世界にひとつのスニーカーを作りだす。
手前は和紙を使って縫製された特別な《R_C 1300》。
モリタニからアップサイクルに関した取り組みの協業を打診され、田中は自身が着目する和紙を使ったものづくりを提案した。日本独自に発展した和紙は、繊維状に解した楮(こうぞ)などの植物の皮を水や粘剤と混ぜ合わせて紙状に成形される。この繊維が固く絡み合うことで洋紙にはない強度のある紙が出来上がるが、今回はそこにスニーカーの端材であるヌバックやスエードを流し加えた。水に浸したレザー素材を細かく粉砕し、使用している。
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