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安らぎを住空間に取り入れる。〈シャーウッド〉と名作デザインが語る「木の力」【後編】
January 15, 2021 | Design, Architecture | PR | photo_Satoshi Nagare text_Housekeeper styling_Noriko Yaguchi 撮影協力:浜田山シャーウッド展示場
人々が直感的に感じていた木の癒し効果を科学的に解明する研究が進んでいます。積水ハウスの木造住宅〈シャーウッド〉に配された20世紀の名作木製デザインとともに、木が持つ力と、いま必要な住宅のあり方を考えるシリーズ。後編ではより具体的に「木の力」を住空間に取り入れる方法を探ります。(前編はこちら)
「新たな日常」を探る動きが活発化し、さまざまな働き方やライフスタイルが生まれている現在。在宅勤務が多くの企業で導入され家で過ごす時間が増えるにつれ、住環境への注目はますます高まっている。そこで改めて注目されているのが「木の力」だ。
木が心身にもたらす影響についての研究は日本、そして北欧で特に盛んだ。これは森林に囲まれた国土であることが大きな理由だろう。実際、木製の家具やデザインの名作も北欧や日本の巨匠の手によるものが多い。
例えば、木をこよなく愛したカイ・ボイスンのテーブルウェア、ハンス・アウネ・ヤコブスンによる薄くスライスしたパイン材の照明、日本伝統の漆碗を絶妙なバランスでモダンへと転化させた柳宗理の漆茶碗などなど。彼らは木と直接対話を続けることで、家具のみならずその特徴を生かしたさまざまなテーブルウエア、照明、オブジェなどを生み出してきた。そしてそれらは単なる機能性を超えた、木への愛情と畏敬が感じられるデザインとなっている。
木が心身にもたらす影響についての研究は日本、そして北欧で特に盛んだ。これは森林に囲まれた国土であることが大きな理由だろう。実際、木製の家具やデザインの名作も北欧や日本の巨匠の手によるものが多い。
例えば、木をこよなく愛したカイ・ボイスンのテーブルウェア、ハンス・アウネ・ヤコブスンによる薄くスライスしたパイン材の照明、日本伝統の漆碗を絶妙なバランスでモダンへと転化させた柳宗理の漆茶碗などなど。彼らは木と直接対話を続けることで、家具のみならずその特徴を生かしたさまざまなテーブルウエア、照明、オブジェなどを生み出してきた。そしてそれらは単なる機能性を超えた、木への愛情と畏敬が感じられるデザインとなっている。
寝室に木を取り入れることで睡眠の質がアップする。
東京大学大学院で木の快適性を研究している恒次祐子准教授は「木を触ったり、その香りを嗅ぐことで心身に良い影響を与えることについて、さまざまな研究が行われています。特に木の住空間が人に与える研究は最近ますます進んでいます」と語る。
中でも木が睡眠に与える影響についてはいくつか注目すべき研究結果がある。部屋の内装に木を使うことで熟睡時間が増加するという研究結果が出ている。
さらに「木の割合が多い寝室で睡眠をとっている人ほど、木が少ない寝室で睡眠する人に比べて不眠症の疑いが少ないという調査結果もあるのです」
木の柔らかな質感が心をリラックスさせて、それが質の高い睡眠へとつながることは確からしい。だから空間だけでなく、照明のシェードを木製にすることで柔らかな光を室内に取り入れることも質の良い睡眠に効果があるはず。例えば近藤昭作デザインの〈たけのあかり〉は明かりが灯っていない時も、竹の美しい質感が心を和ませてくれる。
中でも木が睡眠に与える影響についてはいくつか注目すべき研究結果がある。部屋の内装に木を使うことで熟睡時間が増加するという研究結果が出ている。
さらに「木の割合が多い寝室で睡眠をとっている人ほど、木が少ない寝室で睡眠する人に比べて不眠症の疑いが少ないという調査結果もあるのです」
木の柔らかな質感が心をリラックスさせて、それが質の高い睡眠へとつながることは確からしい。だから空間だけでなく、照明のシェードを木製にすることで柔らかな光を室内に取り入れることも質の良い睡眠に効果があるはず。例えば近藤昭作デザインの〈たけのあかり〉は明かりが灯っていない時も、竹の美しい質感が心を和ませてくれる。
コンパクトな仕事空間だからこそ「木の力」を導入。
さらに、在宅勤務が多くなることで注目を集めているのが仕事空間だ。ただ限られた住宅スペースではどうしても小さめの空間となり、作業中に少々息苦しさを感じてしまうことにもなりがちだ。
ここでも「木の力」を借りることができる。
例えば積水ハウスと大阪市立大学医学部が実施した子供を対象とした研究では、木の内装空間とそうでない空間それぞれでPC作業をしてもらったところ、木の空間での作業の方が疲労が少ないという結果となったのだ[1]。
仕事部屋は限られたスペースだからこそより「木の力」を取り入れることを意識したい。デスクや棚を木製にするとともに、照明を木製にしたり木のオブジェを置くことで空間はさらに柔らかく演出されるはずだ。
ここでも「木の力」を借りることができる。
例えば積水ハウスと大阪市立大学医学部が実施した子供を対象とした研究では、木の内装空間とそうでない空間それぞれでPC作業をしてもらったところ、木の空間での作業の方が疲労が少ないという結果となったのだ[1]。
仕事部屋は限られたスペースだからこそより「木の力」を取り入れることを意識したい。デスクや棚を木製にするとともに、照明を木製にしたり木のオブジェを置くことで空間はさらに柔らかく演出されるはずだ。
〈シャーウッド〉の技術が自由で安らげる木造住宅を実現する。
「新しい日常」の到来によって、住宅についての考えが変化している現在。在宅勤務が一般化することで住む場所の自由度は高まる一方で、これまでよりも自宅で長い時間を過ごすことになり、そのぶん住空間に求めることは多くなる。そこで「木の力」に注目することは今後とても大切な視点となりそうだ。
前後編に渡り、積水ハウスの木造住宅〈シャーウッド〉を舞台に、木の名作デザインとともに「木の力」を紹介してきた。20世紀の巨匠デザイナーが木と直接対話することでさまざまなデザインを生み出したように、〈シャーウッド〉は進化した木造構造技術によって新しい空間を生み出す。〈シャーウッド構法〉と呼ばれる独自の木造軸組構法により、高い耐震性や耐久性を保ちつつ、大きな大開口を設け、室内外の床と天井の高さを揃える「クリアビューデザイン」で、外と内をなめらかに繋ぐなど木造を超えた住空間を実現しているのだ。
感性と技術が結びつくことで、より自由で深い安らぎの空間を実現する。〈シャーウッド〉は新しい日常に向けたこれからの住宅のあり方を示している。
[1]大阪市立大学、積水ハウス
子どもにおける木質内装空間の抗疲労効果に関する研究(2014年)
前後編に渡り、積水ハウスの木造住宅〈シャーウッド〉を舞台に、木の名作デザインとともに「木の力」を紹介してきた。20世紀の巨匠デザイナーが木と直接対話することでさまざまなデザインを生み出したように、〈シャーウッド〉は進化した木造構造技術によって新しい空間を生み出す。〈シャーウッド構法〉と呼ばれる独自の木造軸組構法により、高い耐震性や耐久性を保ちつつ、大きな大開口を設け、室内外の床と天井の高さを揃える「クリアビューデザイン」で、外と内をなめらかに繋ぐなど木造を超えた住空間を実現しているのだ。
感性と技術が結びつくことで、より自由で深い安らぎの空間を実現する。〈シャーウッド〉は新しい日常に向けたこれからの住宅のあり方を示している。
[1]大阪市立大学、積水ハウス
子どもにおける木質内装空間の抗疲労効果に関する研究(2014年)
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積水ハウスの木造戸建て注文住宅〈シャーウッド〉は高い技術が可能にした自由な空間設計により、「進化する木造住宅」として独自のブランドを築いている。https://www.sekisuihouse.co.jp/kodate/products/shawood/
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