アイノとアルヴァ。2人のアアルトの軌跡を追う展覧会。 | カーサ ブルータス Casa BRUTUS

アイノとアルヴァ。2人のアアルトの軌跡を追う展覧会。

フィンランドの巨匠、アルヴァ・アアルトと公私にわたりパートナーだったアイノ・アアルト。2人の出会いから、アイノが他界するまでの25年を追った企画展が3月20日から〈世田谷美術館〉で始まる。

アイノ・アアルト(下)とアルヴァ・アアルト。1937 年 Aalto Family Collection, Photo: Eino Mäkinen
《ニューヨーク万国博覧会・フィンランド館》1939 年 Aalto Family Collection
アルヴァ・アアルトは(1898〜1976)は、78年の生涯のなかで多数の建築・デザインを残したフィンランドを代表する巨匠だが、そのキャリアの前半は、妻で建築家のアイノ・アアルトとの共同による作品づくりが基本だ。

アイノ・マルシオ(1894〜1949)と、アルヴァ・アアルトが出会ったのは、1924年のこと。アルヴァが既にスタートさせていた建築事務所をアイノが訪ね、そこでともに働くこととなり、その半年後にふたりは結婚。合理主義的なモダニズムが主流だった時代において、ともにヘルシンキ工科大学で学んだ夫妻が目指したのは、人と自然が融合した心地よい暮らしのあり方。静かで穏やかな時間を過ごすための仕組みを、いかにシンプルなかたちで構築していくかにあった。
アルヴァ・アアルト《41 パイミオ アームチェア》1932/73 年 Alvar Aalto Foundation, Photo: Tiina Ekosaari
アイノ・アアルト〈ボルゲブリック・シリーズ〉1932 年 Alvar Aalto Foundation
《マイレア邸 リビングルーム》 Alvar Aalto Foundation
《ヴィープリの図書館 講堂》 Alvar Aalto Foundation
アイノ・アアルトによる水彩スケッチ。 Alvar Aalto Foundation
病魔に冒され、54歳でアイノは先立ってしまうが、出会いから25年のあいだに2人はパイミオのサナトリウム、ヴィープリの図書館、マイレア邸といった作品を完成に導き、同時に現在でも世界のトップブランドとして知られる家具メーカー、アルテックの創業にも大きく貢献した。

本展は、日本ではこれまで大きく取り上げられることのなかったアイノ・アアルトの活動に着目した初の展覧会であり、アイノとアルヴァが2人で歩んだ道のりを振り返りながら、建築・デザインの本質的価値、そして彼らが現代に与えた影響について考察していく。

『アイノとアルヴァ 二人のアアルト ―フィンランド 建築・デザインの神話』

〈世田谷美術館 1階展示室〉東京都世田谷区砧公園1-2。2021年3月20日〜6月20日。事前予約制。10時〜18時(入場は閉館の30分前まで)。月休。※6月1日追記:6月1日から再開。最新の情報は公式サイトにてご確認を。一般1200円。TEL 03 3415 6011。

会員プログラム

登録者数12,000人突破!

建築家のアトリエ見学/名作家具プレゼント/限定メールマガジン…すべて無料。

建築家のアトリエ見学に、名作家具プレゼントも。

いますぐ登録!