ヨーロッパを魅了した中国磁器の魅力と歴史に迫る展覧会。 | カーサ ブルータス Casa BRUTUS

ヨーロッパを魅了した中国磁器の魅力と歴史に迫る展覧会。

15世紀にヨーロッパ人によって発見され、一大ブームとなった中国磁器。その初期から全盛期まで、どのように西洋で受容され、愛用されていったのか。歴史と魅力をひもとく展覧会『THE PORCELAIN ROOM CHINESE EXPORT PORCELAIN 磁器の部屋-中国輸出用磁器』が、イタリア・ミラノの〈プラダ財団〉にて開催中。

展示風景。photo_Delfino Sisto Legnani
15世紀に最初のヨーロッパ人が西洋に持ち帰り、すぐに勢いを増し世界的な商品となった中国の輸出用磁器。その歴史の流れをひもとく展示が〈プラダ財団〉で開催されている。
康熙時代(1662年〜1722年)の1700〜1720年に、江西省の景徳鎮窯で作られた取手の付いた水瓶。釉下は青、釉上は鉄赤と緑のエナメル、金で装飾された磁器。RA Collection. Photo_Richard Valencia
嘉靖時代(1522〜1566年)の、紋章入りの水差し。釉薬の下に青い装飾が施された磁器。Casa-Museu Medeiros e Almeida. photo_ Márcia Lessa
乾隆時代(1736〜1795年)の1760〜1770年に制作された、蓋と受け皿のある清朝の牛頭スープボウル。多色エナメル装飾が施された磁器。RA Collection. photo_Richard Valencia
乾隆時代の1750〜1770年に制作された、ペアの鯉龍の蓋付き皿と受け皿。中国では古くから鯉は長生きすると龍になり天に昇ると信じられていた為、転生や栄華などの吉祥であった。鉄赤釉と金とファミーユローズエナメルで装飾された磁器。RA Collection. photo:_Richard Valencia
1700点に上る磁器作品の展示は3つのセクションで編成されている。ほとんどの作品が初展示品という「The First Orders」のセクションには、16世紀から17世紀初頭にポルトガル人が貿易用に中国に制作を依頼した、最も古い磁器の作品が並ぶ。 「The Table」セクションでは、1760年あたりに生産され、ヨーロッパの貴族の会食でゲストを楽しませるために使用されていた、野菜や動物などを模した奇抜でエキゾチックなテーブルウェアを展示する。

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