優雅でありながらポップ。ガエ・アウレンティのユニバースへ! | カーサ ブルータス Casa BRUTUS

優雅でありながらポップ。ガエ・アウレンティのユニバースへ!

イタリアデザイン界の巨匠、ガエ・アウレンティ。これまで国外で紹介されることのなかった彼女の世界が今、ドイツの〈ヴィトラ ・シャウデポ〉で一望できます。

ブエノスアイレスにて披露されたオリベッティ・ショールームのインテリアデザイン(1968)。ペンダントランプ《King Sun》(Kartell/1967)が映える。
ガエ・アウレンティといえば、戦後イタリアを代表する建築家・デザイナーのひとり。パリの鉄道駅を〈オルセー美術館〉へと改修したことで広く知られるほか、700以上ものデザインプロジェクトを手がけデザイン史にいくつもの名作を残した。ところが、これまでイタリア国外で彼女の仕事がまとめて紹介される機会はなかったのが現状だ。ドイツのヴィトラ・キャンパス内〈ヴィトラ・シャウデポ〉でスタートする『Gae Aulenti:A Creative Universe』展は、そんな状況に一石を投じる意欲的な企画となっている。

戦後イタリアの巨匠たちと同様、ガエ・アウレンティはプロダクト、家具、インテリア、舞台とコスチューム、そして建築の分野までを総合的に手がけてきた。展示のはじまりに置かれたのは、ロッキングチェア《Sgarsul》(1962)。機能とフォルムが一体となった初期作品の曲木椅子は、私たちをアウレンティの世界へ引き込むのに十分な優雅さを放っている。
優雅な曲木のロッキングチェア《Sgarsul》(Poltronova / 1962)は、アウレンティ初期の名作。
オレンジの曲げスチールパイプがポップなアウトドアソファ《Locus Solos》(Poltronova / 1964)。
大きなキャスターが印象的なローテーブル(Fontana Spa / 1980)。
彼女は照明の分野でも才能を発揮し、なかでも《Pipistrello》(1965)は、半世紀を超えて愛されるロングセラーだ。また同展では、パリのオリベッティ社ショールームなどインテリアの仕事も、当時の写真を通じて体感できる。

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