イタリアデザイン界の巨匠、アレッサンドロ・メンディーニの大回顧展。 | カーサ ブルータス Casa BRUTUS

イタリアデザイン界の巨匠、アレッサンドロ・メンディーニの大回顧展。

2019年2月に亡くなったイタリアデザイン界の巨匠、アレッサンドロ・メンディーニ。各時代の代表作だけでなく、多大な影響を受けたアーティストや作家の作品も多数セレクトした、彼のキャリアを総括する大展覧会が、自身のデザインしたオランダの〈フローニンゲン美術館〉で開催中です。

アレッサンドロ・メンディーニ。 photo_Carlo Lavatori
改築後の〈フローニンゲン美術館〉の25周年記念となるこの大規模な展示の主役は、今なお色褪せることのない美術館の建築主任を務めた、イタリアデザイン界の巨匠アレッサンドロ・メンディーニ。展示内容の構成は、2019年に彼が亡くなる直前にまとめられた。今回の展示で注目すべきは、彼の作品だけではなく、影響を受けた作家の作品も多数展示していることだ。

彼はいつでも他人からの影響を寛大に認めていた事もあり、時代を超えて自身がインスピレーションを受けたアーティストやデザイナーの作品を多数セレクトしている。彼の代表作である《プルーストの安楽椅子》も、他のアーティストの作品をコラージュしたいわゆるリ・デザインだ。ネオ・バロック様式の肘掛け椅子に、フランス人画家ポール・シニャックの点描風のペイントが、本体、装飾部分、ファブリックにまで施されている。
メンディーニの代表作《プルーストの安楽椅子》。その傍らにはメンディーニとプルーストのポートレートが。 photo_Heinz Aebi
メンディーニのデザインによる〈フローニンゲン美術館〉外観。 photo_Erik en Petra Hesmerg
展示会場風景。 photo_Heinz Aebi
セレクトされたアーティストには、ポール・シニャックをはじめ、ワシリー・カンディンスキー、アンリ・マティス、カジミール・マレーヴィッチなど多彩な顔ぶれが並ぶ。さらには、テオ・ファン・ドゥースブルフやヘリット・リートフェルトの建築デザイン、ジオ・ポンティ、ミケーレ・デ・ルッキ、ガエターノ・ペッシェなどイタリアンデザイナーによるオブジェ、そして、アメリカの芸術家ピーター・ハリーによる最近のペインティングなど、ジャンルを超えて約200以上の作品を幅広くセレクトしている。

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