音楽だけの都にあらず。『ウィーン・デザインウィーク』開催中。 | カーサ ブルータス Casa BRUTUS

音楽だけの都にあらず。『ウィーン・デザインウィーク』開催中。

オーストリアの首都、ウィーンにて2007年に始まった『ウィーン・デザインウィーク』。今年も9月27日から10月6日までの10日間、200余りのイベントや展示が開催され「デザインでいっぱいの街」になる。

2019年『ウィーン・デザインウィーク』のメイン会場の〈Althan Quarter〉。
今年は〈Althan Quarter〉をメイン会場に各種の展示を満載。ゲスト国、フィンランドによる展示『Wild at Heart』では、フィンランドの若手デザイナーほか、大御所エーロ・アアルニオの新作などを展示。この展覧会は11月に日本にも巡回予定だ。

今回の主要テーマの一つは「アーバン・フードとデザイン」。都市部での食の生産や環境問題への関わりなど、今後の食のあり方を提案する実験的な展示やトークが開催になる。モノのデザインだけでなく、アイディアやイノベーションなど、実験的な取り組みを幅広く扱う。
創設1823年。鉛を含まないカリ・クリスタルのメーカー〈ロブマイヤー〉では、照明デザインで知られるマイケル・アナスタシアデス(左)のタンブラーを発表。
岩手の伝統工芸とフィンランドのコラボブランド〈iwatemo〉でも知られるデザイナー、ヴィッレ・コッコネンが日本酒用にデザインした、ロブマイヤーのガラスの盃。
精神分析学者ジークムント・フロイトがイギリスに亡命するまで暮らした家があるAlsergrund が今年の指定エリアで、集中的にさまざまなイベントやワークショップが開催される。
伝統ある木工芸を現代的なデザインで表現する〈Studio Sain〉。
伝統工芸品を扱うショップでも、デザイナーとのコラボ作などを発表。ガラスメーカー〈ロブマイヤー〉では、マイケル・アナスタシアデスやヴィッレ・コッコネンによる作品を展示している。そのほか、街中の工房も一般公開されたり、独自のプロジェクトも展開する。

ハプスブルグ家がもたらした圧倒的な富と伝統をベースに、次世代へとつなぐイノベーションやアイディアが続々生まれていることを印象づける内容になっている。

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