DESIGN
世界を形づくるあらゆるモノのサイズはここで聞け!
『カーサ ブルータス』2019年9月号より
August 28, 2019 | Design | a wall newspaper | text_Sawako Akune editor_Yuka Uchida
モノのサイズをオープンソースで公開する話題のサイト「Dimensions.Guide」。主宰者に話を聞きました。
エリザベス女王の身長に、イームズチェアのサイズ、ステゴサウルスの全長……。世界のあらゆるモノのサイズを図面とともにフリーで提供する「Dimensions.Guide」。ユニークなこのサイトを率いる建築家のブライアン・マドックに話を聞きました。
Q モノのサイズと図面を提供するサイトを始めたきっかけは?
僕たち建築家は、空間を考える仕事の上でモノのサイズが必要なことが多いんです。頼れるリソースにアクセスしづらかったり、あるいは図面には使えないイラストだったり、サイズが分からなかったり……と、何かが欠けていることが多くて。シンプルだけど気の利いた図面、そのサイズまでを誰もがアクセスできる形で提供しようと考えました。
Q モノのサイズと図面を提供するサイトを始めたきっかけは?
僕たち建築家は、空間を考える仕事の上でモノのサイズが必要なことが多いんです。頼れるリソースにアクセスしづらかったり、あるいは図面には使えないイラストだったり、サイズが分からなかったり……と、何かが欠けていることが多くて。シンプルだけど気の利いた図面、そのサイズまでを誰もがアクセスできる形で提供しようと考えました。
Q ここまであらゆるモノのサイズをどうやって測るんですか?
さすがに恐竜は実際に測れないからね(笑)。もちろん資料にあたったりもしますが、大切にしているのは、普段の暮らしからかけ離れているものは特に、図面上では基準となるモノや人と一緒に表現すること。僕らは皆、数値ではなく、比較対象との関係性でモノのサイズを把握している。改めてそのことに気づかされました。
Q 提供している素材はどのように使われていますか?
図面を使ってレーザーカットで実物大のレプリカを作ったりとか、建築以外の方々もすごく面白い使い方をしていてうれしいですね。
Q これから測りたいモノは?
ユーザーからのリクエストも何百とあるし、食など新しいカテゴリーも進行中。サイトがどのように成長するか、僕も楽しみです!
さすがに恐竜は実際に測れないからね(笑)。もちろん資料にあたったりもしますが、大切にしているのは、普段の暮らしからかけ離れているものは特に、図面上では基準となるモノや人と一緒に表現すること。僕らは皆、数値ではなく、比較対象との関係性でモノのサイズを把握している。改めてそのことに気づかされました。
Q 提供している素材はどのように使われていますか?
図面を使ってレーザーカットで実物大のレプリカを作ったりとか、建築以外の方々もすごく面白い使い方をしていてうれしいですね。
Q これから測りたいモノは?
ユーザーからのリクエストも何百とあるし、食など新しいカテゴリーも進行中。サイトがどのように成長するか、僕も楽しみです!
Dimensions.Guide
2019年1月にスタートしたモノのサイズと図面をオープンソースで提供するサイト。家具など空間まわりのモノだけでなく、カルチャーにも踏み込んだカテゴリー分けが面白い。
ブライアン・マドック
建築家。イェール大学で建築学修士修了の後、ビャルケ・インゲルス事務所、OMAを経てFantastic Offenseを設立。アリゾナ州立大学講師。公式サイト