
マーヤ
Maija(1955)
by Ilmari Tapiovaara(イルマリ・タピオヴァーラ)
- Editor: Wakako Miyake
- Text: Takahiro Tsuchida
- Supervisor: Tomomi Nagayama
- Special Thanks: Kaori Nakada, Ryoko Iino
北欧の照明器具は、光源が発するまぶしい光をいかに和らげるかをテーマにしたものが多い。モダニズムに基づく名作家具を数多く手がけたフィンランドのイルマリ・タピオヴァーラは、ルーバー状に円盤を重ねて、その隙間から光が差すようにした。円盤の縁は約45度の傾斜があり、光源はほとんど見えないが、内側の光がじんわりと広がる。暗闇の中で明かりをともすと、まるで光の柱のようだ。ヌードローズのカラーもオリジナルを踏襲している。ミツバチのような形から《マーヤ》と名付けられた。φ150×H140mm。132,000円(2023年5月現在)。(サンタ&コール/リンインクープ TEL 03 6323 8293)