
ビリア
Bilia(1932)
by Gio Ponti(ジオ・ポンティ)
- Editor: Wakako Miyake
- Text: Takahiro Tsuchida
- Supervisor: Tomomi Nagayama
- Special Thanks: Kaori Nakada, Ryoko Iino
《ビリア》はビー玉を意味するイタリア語。球形のフロストグラスのシェードを、円錐形のベースが支える。隅々までストイックにして未来志向の佇まいは、ジオ・ポンティの審美眼を反映しているようだ。シェードには吹きガラスを使い、クラフツマンシップへの敬意も込められた。ジオ・ポンティは、イタリアのモダニズムを先導しつづけた偉大な建築家。1930年代前半は、それまで自国の伝統建築を再解釈していた彼の作風が、幾何学的なスタイルへと劇的に変わっていった転換期にあたる。φ200×H430mm。137,500円(2023年2月現在)。(フォンタナアルテ/サンズ TEL 03 6809 2725)。