
カミノ・レアル・ポランコ・メキシコ
Camino Real Polanco México(1968)
by Ricardo Legorreta
- Photo: Kazuya Morishima
- Text: Megumi Yamashita@architabi
- Editor: Wakako Miyake
1968年竣工。設計:リカルド・レゴレッタ。ルイス・バラガンに師事したレゴレッタによるメキシコ伝統建築とモダニズムとアートを融合させたホテルはメキシコ五輪に合わせてオープン。カラフルな色使いとダイナミックな空間が特徴で、アーティストのマーシャル・ゲーリッツによるピンクの格子状スクリーンと水が渦巻く円形の噴水のあるエントランスは圧巻。ほかにも水面に浮かぶようなブルーラウンジ、1990年同建築家によって改装されたオニックス製の薄い板を使ったベンチ兼照明があるロビーなど、大胆かつ繊細なデザインに。客室にはプールや庭に面してテラスがあり、都会にいることをしばし忘却できる。