“隈研吾”建築の進化が、面白おかしく理解できるイラスト図鑑が登場! | カーサ ブルータス Casa BRUTUS

“隈研吾”建築の進化が、面白おかしく理解できるイラスト図鑑が登場!

建築専門誌『日経アーキテクチュア』の編集者を長年勤めた画文家の宮沢洋が、独立後、初めて手がけた著書『隈研吾建築図鑑』が発売された。編集者ならではの視点と得意のイラストで、建築家・隈研吾の30年以上にわたる活動と作品をわかりやすく解説。これまでにない一冊を生み出した経緯と制作秘話を聞いた。

隈研吾の初期の代表作〈M2(現・東京メモリードホール〉〉(1991年竣工)。今のテイストとの違いに注目です。
「今、日本で一番有名な建築家は誰?」と聞かれて、「隈研吾」と答える人は多いだろう。〈国立競技場〉の設計を機に、建築に興味のない人々にもその名前は浸透。今や押しも押されぬスターアーキテクトである。

建築家として活動をはじめて30年以上。未完のものや展覧会も含めると、かかわったプロジェクトの数は1,000件に近いという多作家。その上、ある程度の大きな流れはあるものの、使う素材も作風も多彩とあっては、その全貌を把握するのは至難の業だ。
宮沢が描いた隈建築のイラストが表紙を埋め尽くす『隈研吾建築図鑑』(日経BP)。A5判、208ページ。2,640円。
世界の巨匠も、宮沢の手にかかれば、この通り。
そこで登場したのが、画文家・宮沢洋がこの5月に上梓した『隈研吾建築図鑑』である。取り上げているのは、1991年竣工の〈M2(現・東京メモリードホール〉(1991年竣工)から、〈角川武蔵野ミュージアム〉を含む〈ところざわサクラタウン〉(2020年竣工)まで、隈の主要なプロジェクト50件(イラストの中で補足的に触れたものも合わせると69件)。
ヨーロッパの伝統的なデザインを取り入れた〈M2〉は、「びっくり系」の頂点にして、コテコテ度も別格。
2万枚もの花崗岩の石板を貼り付けた〈角川武蔵野ミュージアム〉。もちろん「びっくり系」にエントリー。
それらを「びっくり系」「しっとり系」「ふんわり系」「ひっそり系」という、見る人が受ける印象に応じた4つのキーワードで分類。イラストを用いて図解しているほか、進化図やグラビア、建築データ、そして隈のインタビューも収録されている。
4つのカテゴリー別に作品を竣工年順に並べた進化図。裏面には国内の県別分布図もあり、隈建築巡りの際に役に立つこと間違いなし!
いわゆる建築を描いたイラストというとCGのようなキッチリしたものを想像しがちだが、宮沢のそれはゆるめで、見れば見るほど味わい深い。それが逆に、写真では十分に伝わりきらない隈建築の魅力を引き出しているようにも思える。

なぜ今、あえて隈研吾なのか? 「ふんわり系」とは何なのか? 見るべき作品はどれなのか? など、もくもくと膨らむ疑問について、宮沢に聞いてみた。

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