VEHICLE
〈無印良品〉が自動運転のバスをデザイン!?
November 23, 2018 | Vehicle, Design | casabrutus.com | text_Housekeeper
全天候型の自動運転バスのためのデザインを〈無印良品〉がフィンランドの企業に提供。実用化が待たれます!
〈無印良品〉を展開する〈良品計画〉が、2020年にフィンランドで実用化を目指す自動運転バス《Gacha(ガチャ)シャトルバス(仮称)》に車体デザインを提供した。
《Gachaシャトルバスは》あらゆる気象条件下でも機能する世界初の自動運転バス。自動運転技術の研究開発を行う〈Sensible 4〉がヘルシンキ周辺の3都市(エスポー、ヴァンター、ハメーンリンナ)のサポートを受け開発を進めている。
自動運転などの先端技術は、都市部はもちろんのこと、より少子化や高齢化が進む地方での課題解決にこそ必要と考えられてきたが《Gachaシャトルバス》は、全天候型という特長に加え、個人所有の車ではなく地域でシェアする公共交通機関としての実用化をターゲットにしている点において、〈無印良品〉の思想と合致したと言う。
《Gachaシャトルバスは》あらゆる気象条件下でも機能する世界初の自動運転バス。自動運転技術の研究開発を行う〈Sensible 4〉がヘルシンキ周辺の3都市(エスポー、ヴァンター、ハメーンリンナ)のサポートを受け開発を進めている。
自動運転などの先端技術は、都市部はもちろんのこと、より少子化や高齢化が進む地方での課題解決にこそ必要と考えられてきたが《Gachaシャトルバス》は、全天候型という特長に加え、個人所有の車ではなく地域でシェアする公共交通機関としての実用化をターゲットにしている点において、〈無印良品〉の思想と合致したと言う。
現在、自動運転バスやロボタクシーの実用実験の多くが、比較的温暖な気候の元でなされており、大雨や霧、雪といった気象条件下での自動運転車両の実用化には至っていないが〈Sensible 4〉は北極圏のラップランドにて技術テストと検証を進めてきた。
フィンランドは、法律上公道を走る乗り物に必ずしも運転手が乗車している必要がなく、自動運転車の実用実験のしやすい環境にある。今後は2019年3月に実働車両のプロトタイプをヘルシンキ近郊で一般公開したのち、2019年上半期内を目途にヘルシンキ周辺の3都市での実用試験運行を開始する予定だ。
デザイン都市ヘルシンキで生まれつつある新しいモビリティ。訪れる際には、ぜひチェックしたい。
フィンランドは、法律上公道を走る乗り物に必ずしも運転手が乗車している必要がなく、自動運転車の実用実験のしやすい環境にある。今後は2019年3月に実働車両のプロトタイプをヘルシンキ近郊で一般公開したのち、2019年上半期内を目途にヘルシンキ周辺の3都市での実用試験運行を開始する予定だ。
デザイン都市ヘルシンキで生まれつつある新しいモビリティ。訪れる際には、ぜひチェックしたい。
〈Gachaシャトルバス〉
L4.5m×W2.5m×H2.8m。定員16名(座席数10席、立ち乗り6名)。自動運転での最大時速40km/h。