注目のイラストレーター・三宅瑠人が描く瀬戸内の名建築・アート。トヨタ《ハリアー》と“革新と挑戦”を辿る旅。
October 16, 2024 | Vehicle, Architecture, Design, Travel | PR | photo_Masanori Kaneshita text_Akio Mitomi movie director_Kazuyuki Miyabe(HIROBA) assistant director_Sakiko Tagawa(HIROBA) camera_Masaharu Hasebe(V-OUT)
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丹下健三設計の〈香川県庁舎旧本館および東館〉は1958年竣工。2016〜19年の耐震改修を経て22年、戦後の庁舎建築として初の重要文化財に指定された。
県民が自由に利用できる開放的なピロティ。丸い石灯籠も丹下のデザイン、敷石は県産品の小豆島産花崗岩だ。
南庭から8階建の高層棟(旧本館)外観を見ると、神輿のように重なるバルコニーや寺社建築の垂木のように細い小梁がよく観察できる。
県民の広場として、丹下と東京大学工学部建築科丹下健三計画研究室の浅田孝、神谷宏治、現場監督の道明栄次がデザインした南庭は作庭家の重森三鈴も高く評価。耐震改修後に復旧された。
ピロティと南庭をつなぐ太鼓橋を渡る途中で香川県産の安山岩に目を向ける三宅瑠人。この橋も丹下研究室でデザインされた竣工当時のもの。
1階ロビーに備わる家具は丹下研究室のメンバーがデザイン、当時のものが今も大切に使われている。
猪熊弦一郎の陶板壁画《和敬清寂》(部分)。猪熊は丹下を庁舎の設計者として金子正則香川県知事(当時)に推薦したゆかりがある。
ベンチに座り、愛用の手帳と万年筆でスケッチする。視線の先には天井の木製ルーバー。
県庁前通りに面する低層棟東館を背景に走る《ハリアー》。奥に見える22階建の本館も丹下の設計で2000年に竣工した。
1988年まで宇高連絡船が発着していた港を埋め立て再開発した、サンポート高松地区を走る《ハリアー》。
〈SANAA〉設計の〈香川県立アリーナ〉が丹下健三設計の〈香川県立体育館〉の役割を引き継ぎ、2025年3月のオープンに向け建設中だ。
ボタンひとつで調光パノラマルーフの電動シェードが開け閉めできる。
調光機能により、障子越しのように柔らかな光が天井から注がれる。
パイピングのアクセントが施されたインテリア。
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