FOOD
小寺慶子のレストラン予報|京成曳舟〈二毛作&〉
『カーサ ブルータス』2025年4月号より
| Food | RESTAURANT FORECAST | photo_Kaoru Yamada text_Keiko Kodera
下町名酒場の姉妹店で心地酔く呑めるでしょう。
はしご酒が似合う東京・立石で、左党の胃袋と心を温めてきた〈二毛作〉の姉妹店が新たにオープン。店の主役はもちろん、おでん。厨房の奥の鍋からほわほわと立ち上る湯気を眺めながら、まずはなめらかな口当たりのビールで喉を潤し、品書きを吟味するのは、酒場好きにとって、このうえなくしあわせな時間だ。
昭和の風情がにじむ駅前商店街を抜け、大通りをしばし歩く。店名の “&” が描かれた看板を見つけた瞬間、思わずにんまり。文字の片手(!?)にはワインボトル、もう片手にお猪口がデザインされたイラストロゴは、この店のコンセプトそのもので「ゆるく、楽しく、それぞれのペースでお酒を楽しんでほしい」というメッセージが伝わるようで入店前から胸アツ。本店と同様にかつおと昆布の一番だしを使ったおでんは、季節のおすすめを含む25種前後を用意しており、ナチュラルワインや純米酒のお燗に合わせるとしみじみとした旨さに心が安らぐ。&限定の手羽先唐揚げなど一品も充実。下町の酔い夜が、ゆっくりと更けていく。
昭和の風情がにじむ駅前商店街を抜け、大通りをしばし歩く。店名の “&” が描かれた看板を見つけた瞬間、思わずにんまり。文字の片手(!?)にはワインボトル、もう片手にお猪口がデザインされたイラストロゴは、この店のコンセプトそのもので「ゆるく、楽しく、それぞれのペースでお酒を楽しんでほしい」というメッセージが伝わるようで入店前から胸アツ。本店と同様にかつおと昆布の一番だしを使ったおでんは、季節のおすすめを含む25種前後を用意しており、ナチュラルワインや純米酒のお燗に合わせるとしみじみとした旨さに心が安らぐ。&限定の手羽先唐揚げなど一品も充実。下町の酔い夜が、ゆっくりと更けていく。
[予算]1人4,000円〜
一品料理を待ちながらグラスワインを飲み、おでんと燗酒で締めるなど、気ままにゆるやかに。
[予約]事前予約がベター
週末や19時すぎに訪れるなら、事前予約が安心。4名以上のテーブル席利用の場合もお早めに。
[ドレスコード]春になったら軽装で
駅からは少し距離があるため(帰路の千鳥足にも一応、備えて)、歩きやすい靴がおすすめ。
一品料理を待ちながらグラスワインを飲み、おでんと燗酒で締めるなど、気ままにゆるやかに。
[予約]事前予約がベター
週末や19時すぎに訪れるなら、事前予約が安心。4名以上のテーブル席利用の場合もお早めに。
[ドレスコード]春になったら軽装で
駅からは少し距離があるため(帰路の千鳥足にも一応、備えて)、歩きやすい靴がおすすめ。

小寺慶子
こでらけいこ 肉を糧に生きる肉食系ライター。趣味は肉旅(ミートリップ)とひとり焼肉、酒場で食べ物回文を考えること。「貝鍋、食べないか?」(もうすぐ、春ですね)
