FOOD
キラキラと宝石のように煌めく“あんみつ羊かん”。手みやげにもぴったり。【今日の逸品】
| Food, Design | 今日の逸品 | casabrutus.com『おいしくて美しい“和菓子”10選・名店の定番菓子。』より | photo_Junichi Kusaka text_Yoko Fujimori
カーサ ブルータスの人気企画「10選」シリーズから、こだわりの逸品をジャンルレスに日替わりでご紹介します。
〈麻布 昇月堂〉の《一枚流し麻布あんみつ羊かん》
創業は大正末期、麻布の地で約1世紀、和菓子を作り続ける一軒。現在の店舗に改装した約30年ほど前、3代目の竹島茂さんによって考案されたのが《一枚流し麻布あんみつ羊かん》。甘味処の定番、あんみつを大胆にも羊羹に仕立てた一品で、今や全国に知られる店きっての看板商品となっている。
〈麻布 昇月堂〉が何より大切にするのが、餡のおいしさ。創業以来、先代からの教えを守り、保存料や添加物に一切頼らず作り続ける味わいは、濁りがなく実に健やか。《一枚流し麻布あんみつ羊かん》は、そんな店自慢の餡を存分に楽しめる代表作だ。
大粒の丹波産小豆と北海道産の甜菜糖で作る羊羹の生地に、寒天や栗の甘露煮、求肥がキラキラと宝石のように散りばめられた美しさ。具材一つ一つの甘みと、糖度控えめな羊羹との味の“駆け引き”が秀逸で、サクサクと食べ進められてしまう。寒天に付けた甘みは風味のアクセントになるだけでなく、浸透圧による水分の流出を防ぐ工夫でもある。そして、ふんわりきめ細かに練り上げた求肥のおいしさも菓子司の自家製ゆえ。見た目の楽しさはもちろん、何度食べても飽きのこない熟考されたおいしさこそ、ロングセラーの由縁だろう。
公式サイト
〈麻布 昇月堂〉が何より大切にするのが、餡のおいしさ。創業以来、先代からの教えを守り、保存料や添加物に一切頼らず作り続ける味わいは、濁りがなく実に健やか。《一枚流し麻布あんみつ羊かん》は、そんな店自慢の餡を存分に楽しめる代表作だ。
大粒の丹波産小豆と北海道産の甜菜糖で作る羊羹の生地に、寒天や栗の甘露煮、求肥がキラキラと宝石のように散りばめられた美しさ。具材一つ一つの甘みと、糖度控えめな羊羹との味の“駆け引き”が秀逸で、サクサクと食べ進められてしまう。寒天に付けた甘みは風味のアクセントになるだけでなく、浸透圧による水分の流出を防ぐ工夫でもある。そして、ふんわりきめ細かに練り上げた求肥のおいしさも菓子司の自家製ゆえ。見た目の楽しさはもちろん、何度食べても飽きのこない熟考されたおいしさこそ、ロングセラーの由縁だろう。
公式サイト
