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小寺慶子のレストラン予報|等々力〈ふかひれ専門店 鰭華〉

『カーサ ブルータス』2025年1月号より

| Food | RESTAURANT FORECAST | photo_Yoichiro Kikuchi   text_Keiko Kodera

ふかひれ愛に目ザメた店主の情熱を感じるでしょう。

ふかひれキャビア(手前)、ひれオ・フィッシュ(奥)は、自家製バンズで青鮫肉のフライをはさんだもの。
ふかひれキャビア(手前)、ひれオ・フィッシュ(奥)は、自家製バンズで青鮫肉のフライをはさんだもの。
ふかひれ鍋(29,700円のコースの一例)。毛鹿鮫の尾鰭を使用。
ふかひれ鍋(29,700円のコースの一例)。毛鹿鮫の尾鰭を使用。
ふかひれキャビア(手前)、ひれオ・フィッシュ(奥)は、自家製バンズで青鮫肉のフライをはさんだもの。
ふかひれ鍋(29,700円のコースの一例)。毛鹿鮫の尾鰭を使用。
専門店の強みといえば、やはりその道に精通したプロフェッショナルがいること。10月にオープンした〈ふかひれ専門店 鰭華〉は、広東料理の花形であるふかひれをコースで、とにかくおいシャーク食べてほしいという気概が伝わる注目店だ。1日1組、最大6名のゲストのために用意されるのは〈筑紫楼〉などで腕を磨いた店主、平野鉄夫さんがほれ込む気仙沼産のふかひれ。前菜からデザートまで(!)怒涛のふかひれ尽くしというから、その創意に期待がふくらむ。

全8品が登場するコースは3名以上の場合は1人29,700円。なかには四川省のキャビアを使った冷菜や、酸味のきいた自家製タルタルと鮫肉フライのコンビネーションに唸るひれオ・フィッシュといった逸品も。岩手県産の丸鶏を14時間かけて強火で炊いた鶏白湯を使ったふかひれ鍋の濃厚な旨みに、思わず眩暈。店主の技術と知識、そして、ふかひれ愛が詰まったコースを堪能すれば、リピートは不可避。目のつけどころが “シャーク” な専門店に心を奪われる。
オープンは10月23日。自由が丘駅からタクシー、もしくはバスで深沢不動前下車。2名で予約の場合、コースは1人44,000円(ふかひれの量を3人前で提供)。
オープンは10月23日。自由が丘駅からタクシー、もしくはバスで深沢不動前下車。2名で予約の場合、コースは1人44,000円(ふかひれの量を3人前で提供)。
[予算]35,000円〜
遊び心も盛り込んだコースは1種のみ。紹興酒やワイン、中国茶など、飲み物も幅広く揃えている。

[予約]早めが吉
できるだけ前もって予約をするのが安心。いち早く興奮サメやらぬ魅惑のふかひれ体験を楽しみたい。

[ドレスコード]スマートカジュアル
1日1組の “貸し切り営業” だが、料理を余すことなく味わうために香水などは避けたい。

〈ふかひれ専門店 鰭華〉

東京都世田谷区深沢5-6-16 グリーンハイツ深沢1F TEL 03 6411 6873。18時~20時の間に入店。土曜・日曜・月曜休。

小寺慶子

小寺慶子

こでらけいこ 肉を糧に生きる肉食系ライター。趣味は肉旅(ミートリップ)と酒場で食べ物回文を考えること。「試しにこの木のきのこ煮しめた」(食への飽くなき探求心)

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