FOOD
代官山の人気カフェが新たに仕掛けるレストラン〈ライカ〉とは？
『カーサ ブルータス』2024年10月号より
September 24, 2024 | Food | window on the world | photo_Kenya Abe text_Housekeeper
イタリアの街角にあるバールのような雰囲気が人気の代官山〈スプートニク〉。注目を集め続けるカフェが念願のレストランとして、姉妹店〈ライカ〉をオープンした。
クラシカルな〈スプートニク〉から一転、シンプルな内装。
京都ヴィンテージ照明専門店〈ARUSE〉からセレクトした照明やキャンドルの灯が店内を彩る。
1,000本近く収納可能な造作のワインセラー。
内装は〈ONIBUS COFFEE 中目黒〉をはじめ、数多くのカフェや飲食店を手がけてきた鈴木一史が担当。〈ライカ〉の完成形はお客さんが訪れることで生まれると考え、あえてシンプルな素材感を活かし、店舗デザイン自体はやや冷たい印象に仕上げたという。「お客さんとスタッフのコミュニケーションを通じて、人肌の温かさが加わり、ちょうど良い温度感のある空間が完成する」という意図が込められた設計だ。
「緑のサラダ」。キュウリとズッキーニを細かく刻みパスタ状に。
ナスのソースとチミチュリを添えた山形県産豚のロースト（5,500円のコースの一例）。
料理は季節の食材を用いた月替わり。フレンチをベースにさまざまなスタイルを自由にミックスしたコース1本で勝負する。豊富に揃った自然派ワインとのペアリングも魅力的だ。東京発、遊び心の効いた創作料理をぜひ味わってみたい。
