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【京都】クリエイターが語る、今注目のカフェ12選｜カフェ街ダイアリー

『カーサブルータス特別編集ムックカフェとベーカリー』より

June 20, 2024 | Food, Travel | カフェ街ダイアリー | text_Mako Yamato

歴史ある街のカフェには、それぞれのカラーがあるものです。今回は「京都」の街に縁の深い、ライターの大和まこさんが、今注目のカフェを語ってくれました。

絶対これ食べて！と、念押ししたくなる一皿。（大和まこ）

〈woven〉2021年3月に登場した小さな自家焙煎コーヒー店。「スパイスや果物を使った、コーヒーのための自家製羊羹がユニーク」（大和まこさん）。京都府京都市左京区岡崎西福ノ川町2-17 TEL なし。11時〜19時。日曜休。

〈市川屋珈琲〉「コクのある自家焙煎コーヒーと共に季節のフルーツサンドを。初夏の白桃もおすすめ」（大和まこさん）。京都府京都市東山区渋谷通東大路西入ル鐘鋳町396-2 TEL 075 748 1354。8時〜17時。火曜、第2・第4水曜休。

〈ha ra〉2020年8月のオープンで、もはやお腹と心を満たす定番店に。「本日のスープのほかパンとベーコンを鉄板で焼くBLTサンドも必食」（大和まこさん）。京都府京都市上京区梶井町448-62 TEL 075 285 4821。10時〜19時。火曜休、ほか不定休。

〈swimpond coffee〉「ミニマムな空間で〈miepump coffee〉のコーヒーと、じゅわっと染み出るバタートーストのモーニングに和む」（大和まこさん）。京都府京都市左京区浄土寺馬場町1-4 TEL 075 741 7395。8時〜17時（モーニング〜12時）。月曜・火曜休。

〈STARDUST〉「美意識が溢れる空間で、生のカシューナッツなどを使ったロウケーキを。食べてなくなるのが惜しい気持ちになります」（大和まこさん）。京都府京都市北区紫竹下竹殿町41 TEL 075 286 7296。11時〜18時。水曜・木曜休。※予約優先。

〈スマート珈琲店〉老舗喫茶店で頼みたいのは「甘いものならプリンとフレンチトースト。しょっぱい気分ならタマゴサンドウィッチと卵メニューが秀逸」（大和まこさん）。京都府京都市中京区寺町通三条上ル天性寺前町537 TEL 075 231 6547。8時〜19時。無休。

星の数ほどあるカフェをどう使い分けるか。

なにより大事なのは、”何が食べられるか”かもしれない。京都に暮らし、雑誌を中心に京都の魅力を発信し続けているライターの大和まこさんは、「空腹の時はもちろん、満腹でも思い浮かぶのは甘いもの。そんな欲望を満たしてくれるカフェが点在する京都は本当にいい街です。多くの店が自転車の行動範囲内だし、〈STARDUST〉や〈Kew〉のように足を延ばす目的になる店や〈シトロン山本稔子の出張クレープ〉のようなスペシャルがあるのもまた嬉しい。京都の人は、例えば豆腐一つでもいくつか行きつけがあり、揚げはあの店、豆腐はここと使い分けることが多いけれど、カフェも同じだと思います」と話す。

もうひとつ、”店主の顔が見える”ことも、味わいを増す要素。「そんな部分に京都の喫茶店文化が、カフェにもしっかり受け継がれていると感じます」