アートとカクテルを融合、野村空人の新たなるバー。
『カーサ ブルータス』2023年4月号より
April 5, 2023 | Food | window on the world | photo_Kazuharu Igarashi text_Rie Nishikawa
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マーブルウッドのカウンターに囲まれた店内。〈Fuglen Tokyo〉の立ち上げに関わった福田和貴子が店舗デザインを担当する。
カウンターから、カクテルが準備されている様子を見ることができる。バーエリアの奥に、カクテルのメニュー開発やリキュール製造を行うLABOを併設。
写真家、小林茂太の展示がグランドオープンを飾った。藍染の染色作業を撮影したプリント作品。2023年4月からは、ゲストキュレーターに細野晃太郎を迎え、新たなアートプロジェクトが始動する。
セザンヌの静物画より、「Apple and Orange」1,400円。花山椒ジン、カルバドス、チェリーリキュール、ヴァイオレット、レモン、オレンジピール。
トロピカルな「Lucky Strike」1,600円は、キース・ヘリングの版画作品から。よもぎラム、パイナップル、ライム、ビターズ、ホエイ、カンパリキャンディー。
モディリアーニより、「Woman with fan」(扇を持つ女性)1,500円。いちじくの葉ジン、ビターズ、カカオリキュール、薪火番茶、ペドロヒメネス、ホワイトチョコレート。
落ち着いたテーブル席も。
野村空人(そらん) ロンドンでバーテンダーとして経験を積んだ後、帰国。〈Fuglen Tokyo〉(東京・富ヶ谷)にて数々の賞を受賞。2017年に独立。バー・ドリンクのコンサルタント、国産スピリッツなどのプロデュースを手がける。