FOOD
アフタヌーンティーの神降臨!〈ジュリス ティールーム 麻布十番店〉|寺尾妙子のNEWSなレストラン
May 4, 2022 | Food | casabrutus.com | photo_Kayoko Aoki text_Taeko Terao editor_Rie Nishikawa
英国No.1に輝いた〈ジュリス ティールーム〉が2022年3月、麻布十番店をオープン。オーナーシェフ、宮脇樹里が常時、キッチンに立ち、自ら腕を振るっているのだ。
〈ジュリス ティールーム〉は2003年、英国中西部の風光明媚な観光地、コッツウォルズで創業。2008年には英国No.1のティールームに与えられる「トップ・ティー・プレース」賞を英国以外の外国人、また、日本人が手がける店として初めて受賞。以降、2016年の英国店の閉店まで全英でわずか10数店しかないトップクラスの一軒として選出され続けてきた。いわば、世界最高峰のティールームであり、オーナーシェフ、宮脇樹里はアフタヌーティーの“女神”的存在として、多くのファンを魅了してきた。
2017年、帰国と同時に日本橋三越本店に宮脇がブランドオーナーの店が開店。そして、ついに2022年3月、宮脇が自らスコーンやケーキなどを手作りする〈JURI’S TEA ROOM 麻布十番店(ジュリス ティールーム あざぶじゅうばんてん)〉をオープンしたのだ。
2017年、帰国と同時に日本橋三越本店に宮脇がブランドオーナーの店が開店。そして、ついに2022年3月、宮脇が自らスコーンやケーキなどを手作りする〈JURI’S TEA ROOM 麻布十番店(ジュリス ティールーム あざぶじゅうばんてん)〉をオープンしたのだ。
看板メニューはもちろん、アフタヌーンティー。3段重ねのスタンドでやってくるが、最初に食べてほしいのが、焼きたて、熱々のスコーン(店での表記は「スコン」)。口の中に入れるや、あっという間に消えて、食べたことを忘れるほど軽い。別次元の食感だ。
「粉が命のお菓子ですが、イギリスと日本では粉の質が違うので、同じ味を再現するのに苦労しました。日本で入手できる30種類以上の粉を試して、最終的に北海道産の小麦粉にたどり着きました。あとは生地をこね方を工夫しています」(宮脇)
ほか、ケーキやサンドイッチなどにも、機械に頼らない、手作りゆえのおいしさが詰まっている。
「粉が命のお菓子ですが、イギリスと日本では粉の質が違うので、同じ味を再現するのに苦労しました。日本で入手できる30種類以上の粉を試して、最終的に北海道産の小麦粉にたどり着きました。あとは生地をこね方を工夫しています」(宮脇)
ほか、ケーキやサンドイッチなどにも、機械に頼らない、手作りゆえのおいしさが詰まっている。
Loading...
illustration Yoshifumi Takeda
寺尾妙子
てらお たえこ 食ライターとして雑誌やWEBで執筆。好きな食材はごはん、じゃがいも、トリュフ。現在、趣味の茶の湯に邁進中。