FOOD
小寺慶子のレストラン予報|八丁堀〈中国菜 漢〉
『カーサ ブルータス』2022年3月号より
| Food | RESTAURANT FORECAST | photo_Yoichiro Kikuchi text_Keiko Kodera
抜群のコンビネーションで中華好きを魅了するでしょう。
中華料理は “火” の料理だ。豪快な鍋ふりはそのまま厨房の躍動感となり、料理人の熱気は食べ手を高揚させる。ライブ感こそ中華の醍醐味! と感じさせる最新店が、2月に田町から八丁堀に移転した〈中国菜 漢〉だ。
オーナーの藤井寛さんは〈マンダリンオリエンタル 東京〉の中華料理〈センス〉で焼き物の技術を身につけ、独立。今回、新天地でリスタートする際に、野菜を多用する料理が評判の〈カントニーズ 燕 ケン タカセ〉などで腕を振るった松木真吾さんを料理長に迎えた。じつはふたりは旧知の仲で「包丁の持ち方から教えていただいた。瞬間を捉える炒め物の技術も含め、とても尊敬している」と藤井さんも全幅の信頼を寄せる。
焼きと炒め、それぞれの得意分野を生かした料理はアラカルトとコースで提供。新たに導入した窯で作るチャーシューやクリスピーポークなどの焼き物に火入れと食材の組み合わせの技が光る炒め物、麺飯類などメニューも充実。”無敵のタッグ”が、東京中華をさらに盛り上げる。
オーナーの藤井寛さんは〈マンダリンオリエンタル 東京〉の中華料理〈センス〉で焼き物の技術を身につけ、独立。今回、新天地でリスタートする際に、野菜を多用する料理が評判の〈カントニーズ 燕 ケン タカセ〉などで腕を振るった松木真吾さんを料理長に迎えた。じつはふたりは旧知の仲で「包丁の持ち方から教えていただいた。瞬間を捉える炒め物の技術も含め、とても尊敬している」と藤井さんも全幅の信頼を寄せる。
焼きと炒め、それぞれの得意分野を生かした料理はアラカルトとコースで提供。新たに導入した窯で作るチャーシューやクリスピーポークなどの焼き物に火入れと食材の組み合わせの技が光る炒め物、麺飯類などメニューも充実。”無敵のタッグ”が、東京中華をさらに盛り上げる。
[予算]1人7,000円~
4種の焼き物が含まれるコースは6,000円から。ランチは3,000円のベジタリアンコースも用意。
[予約]2週間前を目安に
ディナーコースや2名以上の予約の場合は早めに。カウンターのほか、テーブルや2名用の個室も。
[ドレスコード]カジュアルでOK
料理もお酒も存分に楽しみたいから、肩肘張らない店の雰囲気に合わせてカジュアルなスタイルで。

小寺慶子
こでらけいこ 肉を糧に生きる肉食系ライターとして雑誌やWebに執筆。趣味は酒場で食べ物回文を考えること。「いましがた、豚が終い……」(精肉店店主のお詫び)。
