FOOD
小寺慶子のレストラン予報|有楽町〈焼肉・塩ホルモン アジェ 有楽町〉
『カーサ ブルータス』2021年11月号より
October 15, 2021 | Food | RESTAURANT FORECAST | photo_Kayoko Aoki text_Keiko Kodera
京都初の塩ホルモンの元祖が東京でも躍進するでしょう。
牛肉文化が根づく関西のなかでも、独自スタイルの焼き肉が定着している京都。24年前に塩ホルモンをウリにした焼肉店の元祖としてオープンし、京都に3店、金沢や名古屋にも店舗展開をする〈アジェ〉が、東京・有楽町に進出を果たした。
脂気が多い肉を敬遠する人でも思わず「美味しい!」と目を見開く名物のホソは、関東ではコプチャンと呼ばれ、もつ鍋などに用いられることも多い小腸の部分。皮目をカリッと焼き、脂がじゅくじゅくとしはじめたら、ほんのり酸味を加えた特製の洗いダレにつけて食べるのが京都流。もちろん、そのままで鮮度抜群のホルモンの風味を楽しむのもいいが、さっぱりしたタレで肉を洗って食べるという新感覚の美味しさがヤミツキに。赤肉好きであれば、しっかりした食感のなかに濃厚な旨みを感じる顎周りのアギや天肉をタレで注文するのもおすすめだ。
西からの刺客が東京の焼肉業界に新風を吹き込むこと間違いなし。カジュアルに楽しむホルモンブームに先駆けて、いち早く京都の “元祖の味” を体験したい。
脂気が多い肉を敬遠する人でも思わず「美味しい!」と目を見開く名物のホソは、関東ではコプチャンと呼ばれ、もつ鍋などに用いられることも多い小腸の部分。皮目をカリッと焼き、脂がじゅくじゅくとしはじめたら、ほんのり酸味を加えた特製の洗いダレにつけて食べるのが京都流。もちろん、そのままで鮮度抜群のホルモンの風味を楽しむのもいいが、さっぱりしたタレで肉を洗って食べるという新感覚の美味しさがヤミツキに。赤肉好きであれば、しっかりした食感のなかに濃厚な旨みを感じる顎周りのアギや天肉をタレで注文するのもおすすめだ。
西からの刺客が東京の焼肉業界に新風を吹き込むこと間違いなし。カジュアルに楽しむホルモンブームに先駆けて、いち早く京都の “元祖の味” を体験したい。
[予算]1人4,000円〜
肉は1皿1,000円前後。いろいろな部位を2〜3人であれこれオーダーするのが楽しい。
[予約]予約がおすすめ
時間帯や人数によっては予約なしでふらりと入れることも。ひとり焼肉を堪能できる気軽さも魅力。
[ドレスコード]大人のゆるカジ
換気のよさは折り紙つきだが、多少のにおいはつきもの。カジュアルな服装でホルモンを楽しむべし。
小寺慶子
こでらけいこ 肉を糧に生きる肉食系ライター。趣味はひとり焼肉をしながら、食べ物回文を考えること。「痛い頭で今朝も酒。で、また会いたい」(恋の沼)