FOOD
村上隆の新店〈となりの開花堂〉が本格始動、お花のクッキー缶が発売に。秘密の工場にも初潜入!
| Food, Art, Design | casabrutus.com | photo_Kayoko Aoki text_Rie Nishikawa
村上隆が手掛ける〈となりの開花堂〉の秘密の工場に初潜入! 限定100個の《お花の親子の紫陽花クッキー缶》は2021年6月4日12時から予約スタートします。
「アートを食で楽しむ」をコンセプトとした、村上隆の新店〈となりの開花堂〉がオンラインのみでスタートした。人気キャラクターのお花をモチーフに、造形的なデザインと様々なフレーバーが特徴のクッキー缶を販売する。
定番商品は《お花のクッキー缶》で全2種類。夏バージョンはお中元シーズンに向け、6月中旬から予約開始し、今後、お歳暮シーズンなどで展開される。またケーキや焼き菓子の予定もあるという。
定番商品は《お花のクッキー缶》で全2種類。夏バージョンはお中元シーズンに向け、6月中旬から予約開始し、今後、お歳暮シーズンなどで展開される。またケーキや焼き菓子の予定もあるという。
〈となりの開花堂〉は中野ブロードウェイにあったカフェ〈Bar Zingaro〉の進化版。お花をアレンジしたオリジナルメニューや村上のアート作品が体験できる観光スポットであったが、コロナ禍の中、旅の体験のあり方をお土産にシフトし、菓子製造に移行したのだ。
クッキーは中野の自社工場で、専属パティシエによって手作りされている。お花の立体感や花弁の微妙な膨らみを表現するために、村上隆率いるカイカイキキの造形スタジオとデザインスタジオが何度も型を作り直したそう。フレーバーや食感も、村上隆が試食を繰り返し、納得したものだけが商品化されている。
クッキーは中野の自社工場で、専属パティシエによって手作りされている。お花の立体感や花弁の微妙な膨らみを表現するために、村上隆率いるカイカイキキの造形スタジオとデザインスタジオが何度も型を作り直したそう。フレーバーや食感も、村上隆が試食を繰り返し、納得したものだけが商品化されている。
2020年に新設された工場に潜入!
「自分が初めてニューヨークで住み暮らした1995年頃。チャイナタウンのパンを食べた時、自分の幼少期に食べたコッペパンの味がして、何ともいえない時代のズレ感がありました。で、あ! これ母国の味なんだ。それがこの街で再現されてて、それってすごいな。人々がアメリカに移住してきた時代そのままのタイムカプセルになっているんだ! って気がついて深く感動しました。それを思い出して、僕の味の郷愁を表現しようと考えました。時代に迎合するというよりは、僕の脳内にあるそう言った記憶がクッキーの中に閉じ込められたら。そんな思いを味わって頂ければと思います」(村上隆)
どこか懐かしい、しかしどこにもない唯一無二の食の体験ができる。
どこか懐かしい、しかしどこにもない唯一無二の食の体験ができる。
