FOOD
京のおやつと箸休め|〈紫野和久傳〉の森のボーロ。
December 30, 2020 | Food | casabrutus.com | photo_Kunihiro Fukumori text_Shoko Nishimura
料亭〈和久傳〉の味をおもたせの形にした料理屋ならではの甘味を提供する〈紫野和久傳〉。この11月に新しいブランド〈MORI wakuden(モーリワクデン)〉を立ち上げ、和テイストの焼き菓子の販売をスタート。ありそうでない、和食の素材を生かしたボーロをご紹介する。
京都の北エリアの京丹後に料理旅館として創業し、150周年を迎えた「和久傳」。京都市内に料亭を作り、料理人が仕立てるおもたせの店「紫野和久傳」を始めて17年が経った今年、思わぬコロナの災禍。そんな中、誕生したのがこの「MORI wakuden」だ。2007年より3万本の苗木を植え、育ててきた、創業地にある「和久傳ノ森」のシンボルツリーの桑(イタリア語でモーリ)にちなみ、この名がつけられた。
その第一弾として発売されたのが、ちょっと贅沢で、大人味の「森のボーロ」。中には個包装したボーロが5個入り、唐墨入りと山椒入りの2種類。ほろほろとした優しい食感がして、口に含むと唐墨と山椒の味わいがじわじわと広がる。和食に使われる素材とバター風味の生地を合わせた、ちょっと和で、ちょっと洋な味わいは、お酒のおつまみにもなる。
“森” の文字を思わせるロゴは、「和久傳ノ森」にある安藤忠雄設計の美術館で展示されている画家・安野光雅のデザインで、今も敷地内で成長し続けている木々のよう。素朴な焼き菓子だけど、豊かな自然やそこに関わる人の想い、手間を思いながら、ゆっくり大切に味わってほしい一菓だ。
その第一弾として発売されたのが、ちょっと贅沢で、大人味の「森のボーロ」。中には個包装したボーロが5個入り、唐墨入りと山椒入りの2種類。ほろほろとした優しい食感がして、口に含むと唐墨と山椒の味わいがじわじわと広がる。和食に使われる素材とバター風味の生地を合わせた、ちょっと和で、ちょっと洋な味わいは、お酒のおつまみにもなる。
“森” の文字を思わせるロゴは、「和久傳ノ森」にある安藤忠雄設計の美術館で展示されている画家・安野光雅のデザインで、今も敷地内で成長し続けている木々のよう。素朴な焼き菓子だけど、豊かな自然やそこに関わる人の想い、手間を思いながら、ゆっくり大切に味わってほしい一菓だ。