FOOD
京のおやつと箸休め|〈SASAYASHOEN CAFE & ATELIER〉の本わらび餅「至高」。
| Food | casabrutus.com | photo_Kunihiro Fukumori text_Shoko Nishimura
世界遺産の龍安寺からほど近い場所で、わらび餅を作り続けて100余年の老舗〈笹屋昌園〉。本店の隣にオープンしたカフェで味わえる唯一無二の本わらび餅〈至高〉と持ち帰り、取り寄せできる〈極み〉をご紹介する。
注文を受けてから、店先の厨房で一つひとつ練り上げ、出来立てが提供される本わらび餅。わらび餅というと、冷たかったりプルプルだったりのイメージがあるが、こちらはほんのり温かく、とろーりとして口あたりなめらか。箸では手に負えないほどトロトロなのでスプーンですくって、まずはそのまま何もつけずにひと口、ふた口……。独特の食感とほのかな甘みが広がったかと思うと、すっと消えてなくなる口溶けのよさ。これがわらび餅本来の味と食感だそうで、ここ〈笹屋昌園〉では “本物” にこだわり、国産わらび粉の中でも1%しか抽出できない高品質な本わらび粉を使っている。
トロトロのわらび餅は食べ進むうちに刻々と変化し、3分経つととろーりからプルプルの弾力のある食感に。添えてある黒蜜や餡玉を合わせると弾力に新たな甘味が加わり、新味となる。さらに濃厚な丹波黒豆のきな粉をかけると、甘味に香ばしさが加わり、味はどんどん進化する。
この奥深い味を作る〈笹屋昌園〉は大正7年創業の和菓子の老舗。今年1月に本わらび餅専門のカフェをオープンし、店内のアトリエで作った出来たてを提供している。
店の周辺は龍安寺をはじめ、等持院や平野神社などの史跡が多く、花見が楽しめるエリア。桜散策を盛り上げてくれるおやつ、持ち帰って語れる京土産になり、オンラインショップで購入もできる。
この奥深い味を作る〈笹屋昌園〉は大正7年創業の和菓子の老舗。今年1月に本わらび餅専門のカフェをオープンし、店内のアトリエで作った出来たてを提供している。
店の周辺は龍安寺をはじめ、等持院や平野神社などの史跡が多く、花見が楽しめるエリア。桜散策を盛り上げてくれるおやつ、持ち帰って語れる京土産になり、オンラインショップで購入もできる。
