FOOD
京のおやつと箸休め|〈Nowhereman〉のスコーン。
| Food | casabrutus.com | photo_Kunihiro Fukumori text_Shoko Nishimura
何度も繰り返したくなるお菓子が、実は一番おやつに欲しくなる。シンプルかつマニアックな〈Nowhereman〉(ノーウェアマン)の焼き菓子はまさにそんな焼き菓子。店名はちょっと意味深だが、ふと寄り添って気持ちを持ち上げてくれる、優しい味わいがある。
真っ白の空間と厨房が一体となった店内には、ガレット ブルトンヌをはじめマドレーヌやフィナンシェ、その日のうちに味わって欲しいタルト、ガトー バスク、ガトー ナンテなど、焼き菓子20数種が並ぶ。ディスプレイもパッケージも華美過剰なものはなく、京都では珍しいコンテンポラリーな雰囲気。シンプルでクラッシックなフランス菓子が好きで、アメリカ西海岸のショップも好きというオーナーの長野洋樹さんの想いがここ一軒に凝縮され、見せ方や売り方も大切にしている。
スコーンはここでは唯一の英国菓子だが、アフタヌーンティに登場するプレーンなものではなく、味も素材もどこかフランス的。クランベリーとピスタチオ、紅茶とホワイトチョコ、レモン、チョコミントなど、どれもフランス菓子のようなリッチな味わいに溢れ、生地はしっかり焼き込んでいるが中はしっとり。日替わりや季節限定のスコーンもあり、マスカルポーネとコーヒー&チョコチップの2つの生地を合わせたティラミスのスコーンは2色で奥深い味が何とも楽しい。ジャムもクロテッドクリームもつけずに味わうのがよく、ミルクティーはもちろん、エスプレッソ、コーヒー、ウイスキーにも合う。
お店としては新しいが、長年店を持たず、オンラインストア、展示会、イベントやお店とのコラボレーションなどでお菓子を届けることからスタートしたという〈Nowhereman〉。待望の旗艦店の誕生で、お菓子のバリエーション、世界観はさらに広がりそうだ。
スコーンはここでは唯一の英国菓子だが、アフタヌーンティに登場するプレーンなものではなく、味も素材もどこかフランス的。クランベリーとピスタチオ、紅茶とホワイトチョコ、レモン、チョコミントなど、どれもフランス菓子のようなリッチな味わいに溢れ、生地はしっかり焼き込んでいるが中はしっとり。日替わりや季節限定のスコーンもあり、マスカルポーネとコーヒー&チョコチップの2つの生地を合わせたティラミスのスコーンは2色で奥深い味が何とも楽しい。ジャムもクロテッドクリームもつけずに味わうのがよく、ミルクティーはもちろん、エスプレッソ、コーヒー、ウイスキーにも合う。
お店としては新しいが、長年店を持たず、オンラインストア、展示会、イベントやお店とのコラボレーションなどでお菓子を届けることからスタートしたという〈Nowhereman〉。待望の旗艦店の誕生で、お菓子のバリエーション、世界観はさらに広がりそうだ。
