FOOD
小寺慶子のレストラン予報|外苑前〈ジュリア〉
『カーサ ブルータス』2019年9月号より
August 13, 2019 | Food | RESTAURANT FORECAST | photo_Kayoko Aoki text_Keiko Kodera
自由闊達なアメリカン料理が革命を起こすでしょう。
1980年代に台頭した"アメリカン・キュイジーヌ"。他ジャンルとの融合や地産地消の思想のもとに発展した料理が、日本でさらなる進化を遂げている。
それを体感できるのが外苑前の路地に店を構える〈JULIA〉。オーナーでソムリエの本橋健一郎さんと女性シェフnaoさんの息が合ったコースのベースはアメリカで親しまれる料理だが、それはあくまでひとつの起点であり、そこに和やフレンチの要素が加わることもある。
アンコウのローストに合わせたクラムチャウダーはマンゴーサルサソースでピリ辛に。BBQポークスライダーにはスパイスで煮込んだプルドポークやリンゴを挟み、サワークリームで酸味をきかせるなど日本人にも親しみ深いアメリカン料理が現代的にアレンジされているのが新鮮。ロワールの自然派ビールにトマトとセロリのエキスを合わせてアメリカでおなじみのレッドアイに仕上げるなどペアリングメニューにも遊び心が光る。新世代のモダン・アメリカンの世界に魅せられずにはいられない。
それを体感できるのが外苑前の路地に店を構える〈JULIA〉。オーナーでソムリエの本橋健一郎さんと女性シェフnaoさんの息が合ったコースのベースはアメリカで親しまれる料理だが、それはあくまでひとつの起点であり、そこに和やフレンチの要素が加わることもある。
アンコウのローストに合わせたクラムチャウダーはマンゴーサルサソースでピリ辛に。BBQポークスライダーにはスパイスで煮込んだプルドポークやリンゴを挟み、サワークリームで酸味をきかせるなど日本人にも親しみ深いアメリカン料理が現代的にアレンジされているのが新鮮。ロワールの自然派ビールにトマトとセロリのエキスを合わせてアメリカでおなじみのレッドアイに仕上げるなどペアリングメニューにも遊び心が光る。新世代のモダン・アメリカンの世界に魅せられずにはいられない。
小寺慶子
こでらけいこ ファッション誌、レストラン誌などの編集を経て、フリーのライターに。好きな食べ物は1にも2にも肉料理。塊肉を見ると反射的にアドレナリンが放出!